習い事の送迎や学校行事などの際、仲の良いママ友と出会い、思わず長々と立ち話をしてしまうことはありますよね。
そういう時と言えば必ずというくらい、子ども達は側にいるものです。
立ち話をする親から離れ、子ども同士で勝手に遊んでいる分にはいいのですが、中には親のそばにピッタリと張り付き、親同士の会話をよーく聞いている子どももいますよね。
そんなママ同士の会話は、学校のことから家庭のことまで多彩ですが、その会話は子どもに聞かれても大丈夫な内容でしょうか。
特に仲の良いママ同士の会話は盛り上がりやすく、会話に夢中になってしまうと周りが見えなくなってしまうことが多いものです。
もし近くでママ同士の会話を聞いていた子どもが、勘違いを起こし、内容を履き違えた状態でクラスに広めてしまったらどうなるのでしょう。
今回は、ママ同士の会話を聞いた子どもが、クラスのいじめっ子になってしまった実例を3つお伝えしたいと思います。
「大人の会話から、子どもがクラスのいじめっ子に!?」
あまり想像がつかないでしょうが、なぜ子どものいじめっ子につながったのかをお伝えしたいと思います。
タワー型の高級分譲マンションに住む子どもの話題
学校の近くに完成した、タワー型の高級分譲マンションについて「あそこのマンションはお金持ちしか住めないわよね~。ほとんどの子が私立小学校に通ってるらしいわよ~。パパもお医者さんや会社経営者なんて人が多いみたい」という何気ない会話をママ友と交わしました。
それを近くで聞いていた子どもが、「お金持ち=私立小学校へ行くもの」と勘違いしたようで、そのタワーマンションから通っているクラスの子どもに対し「何でお前、金持ちなのにこの学校に来てるんだよ~」と発言。
さらに「お前金持ちのくせになんでそんなボロい筆箱使ってるんだよ~」という発言までしたそうです。
それはまさにいじめっ子そのものの発言です。
タワーマンションに住んでいる子どもが全て私立学校へ行くわけではありませんし、モノを大切に使おうとする心は、普通の家庭の子もお金持ちの子も同じですよね。
子どもの勘違いや、言葉の履き違いは普通に起こることですから、子どもの前では注意が必要です。
シングルマザーの子どもの話題
「○○さん家はシングルマザーの家庭だから、ママも遅くまで働いているみたいで大変だわよね~。△△ちゃんも寂しそうよね~」
そんな何気ないママ同士の会話を聞いた子どもが、「シングルマザーの子ども=寂しい子=暗い子」と勘違いしたようで、「お前はシングルマザーの子だから性格が暗いんだ~」とクラスで言い放ってしまったそうです。ひどく△△ちゃんを傷付けるような、いじめっ子発言でした。
もともと△△ちゃんはおとなしい性格であった為、子どもの目にはそれが「暗い子」と結びついてしまったのでしょう。
ママ達は何気なく交わした会話でしょうが、子どもに聞かせればそれが思わぬ展開につながることがあることも意識しないといけませんね。