その”恋に効くギャップ”とは。
それは、抱かれてしまった悪い印象を良い印象で塗り替えることです。
これは印象の良い人と悪い人では、その後の印象による好感度の上がり具合に差が出ることに関係しています。
好感度は、元々良い印象の人がさらに印象が良くなった時より、悪い印象だった人が良い印象へと変わった時の方が大幅にアップするのです。
好感度の上がり方に順位をつけると、こうなります。
1位:印象が悪かった人⇒印象が良くなる
2位:印象が良かった人⇒印象が良くなる
3位:印象が悪かった人⇒印象が悪くなる
4位:印象が良かった人⇒印象が悪くなる
いつもニコニコして愛想の良い人に優しくしてもらった時と、普段クールで近寄りがたい人に優しくしてもらった時では、後者の方が好感度が上がりやすいというわけです。
悪い印象を良い印象に塗り替えることで、大幅に好感度を上げてドキッとさせる。
つまり、恋に効くギャップ=悪い印象を好転させるギャップと言えます。
逆に気を付けたいのは、良い印象を悪い印象で台無しにしてしまうこと。
悪い印象の人がさらに印象が悪くなった時よりも、良い印象だった人が悪い印象に暗転した時の方が、好感度が下がってしまうからです。
清潔感のない人の部屋が汚かった時よりも、品があって魅力的な人の部屋が汚かった時の方が好感度が下がりやすくなるのです。
最初に変な印象を持たれてしまっても、良い印象で上書きすることができればギャップのパワーで好きになってもらえる余地は大いにあります。
好きな人はどんなギャップで好印象を持つのか、考えてみるのも面白いですね。
原作:織田隼人