日本への愛を語ったヒュー・ジャックマン

 映画『LOGAN/ローガン』来日記者会見が25日、東京都内で行われ、出演者のヒュー・ジャックマンとジェームズ・マンゴールド監督が出席した。

 本作は、ミュータントの大半が死滅した2029年の近未来を舞台に、謎めいた少女を守るために死力を尽くす孤高のヒーロー・ローガンを生身の人間として描く。世界的大ヒットシリーズ「X-MEN」において最高の人気を誇る“ウルヴァリン”ことローガンを17年間にわたって9回演じてきたジャックマンは、今回が“ウルヴァリン”としての最後の来日となる。

 ジャックマンは「コンニチハ。ワタシハニホンニキテ、トテモウレシイデス」と日本語であいさつ。「楽屋で練習したときはジェシーさんに95点だと言われたけど、すみません。今のは65点くらいだったと思う」とジョークを飛ばしたが、会場から満点に近い高得点をつける声が飛ぶと「90点!? おお、スバラシ。スバラシ!」と感激して喜んだ。

 「日本には何回来たかわからないくらい。世界中で一番訪れている国が日本だと思う。大好きな国」と日本愛を語り、「旅の終わり」と表現したウルヴァリン役との別れには「今は平和的というかとっても幸せ。皆さんに感謝しています。完成品を見たときにはやっと安堵感を覚えました。監督には世界で最高の贈り物をいただいた」と心境を明かした。

 また、初めてウルヴァリンを演じた当初はコミックや作品、キャラクターについてまったく知らなかったといい、「こんなに長く演じることになったのは驚き。いつか孫ができて、どの『X-MEN』を見たらいいのかと聞かれたときに『これを見ろ』と言えるような作品にしたかったし、実際そうなったと思う」と本作に対する熱い思いを語っていた。

 映画は6月1日から全国ロードショー。