りんごかもしれない』や『りゆうがあります』など、子どもだけでなく、大人も夢中にしてしまう絵本でヒットを続けている絵本作家のヨシタケシンスケさん。私生活では2児のお父さんとして子育てをされているそう。

書籍『ヨチヨチ父 とまどう日々』は、そんなヨシタケさんがはじめて父になった戸惑いをイラストで綴ったもの。

子育てというと、ついママ目線で考えてしまいますが、この本を読むと「パパってこんなこと考えてるんだ」「実はこんなにすれ違っていたんだ」と気づくはず。

「パパは全然動かない」「イクメンもどき!」と嘆く前に、一度パパの気持ちを観察してみてはいかがでしょうか。

外出時の赤ちゃんの荷物にびっくりのパパ

パパは赤ちゃんと外出するというと、赤ちゃんを抱っこしただけで準備完了と思ってしまうもの。着替えやオムツ、ミルクなど入念に用意しているママにとってはイラっとしてしまう瞬間です。

「ちょっと考えればわかるでしょ?!」というママですが、パパの「ちょっと」とママの「ちょっと」はちょっと違うのです、というヨシタケさん。

ママは普段から赤ちゃんと一緒にいるから、あれこれ先に考えることができます。

しかし、普段赤ちゃんと一緒にいる時間が少ないパパにとってそれは難しいことなのかもしれません。

ママは、「パパはオムツグッズをよろしくね」など具体的に伝えて手助けを求めてみるのはどうでしょうか。

ママには簡単なことも、パパにとっては重大なミッション

ママは日常的にやっている赤ちゃんの爪切り。ヨシタケさんにとって、これは爆弾処理班の気分になるほどの重大ミッションだといいます。

確かに赤ちゃんの小さな爪を切るのはうっかり指まで切ってしまわないかとドキドキしてしまいますよね。ママだって最初は緊張したはずです。

ママができることだと、パパもできて当然と思ってしまい、気軽にお願いしてしまいがち。しかし実はパパはとても頑張っているのかもしれません。

終わった後には「ありがとう」と労ってあげるのをお忘れなく。

質問されたときに「何でそんなこともわからないの!?」と言うのもパパのやる気ダウンにつながってしまうかもしれないので要注意です。