はい!

ーー約2年間、色んな出来事を乗り越えて『王家の紋章』という大きなお仕事を終えた佐江ちゃん。今、さまざまな大変なことの渦中にいる人などへ、佐江ちゃんから今言えることをお聞きしたいです。

はい。人によってそれぞれだと思うんです。だけど、私が今、思っているのは、“終わりよければ、すべてよし”ということです。

実は、この言葉には、これまでいい印象がなかったんです。

“結果がよくても、過程がよくなきゃ意味ないじゃん”って、今までずっと思って生きてきたから。

でも、今回の『王家の紋章』を経験したことによって、“終わりよければ、すべてよし”という言葉の意味を、プラスの意味で受け止められるようになりました。

終わったときに、過程を振り返ってみて、“楽しかったし、嬉しかったし、幸せだったな”って思えることが、一番いいことなんじゃないかなって。そう気づけたんです。

渦中にいるときは、苦しかったり、しんどかったりしたこともありました。だけど、今、笑いながらその話ができるのは、“色々な出来事が蓄積されて、自分の経験になった”からだと思うんです。

それは、終わってから初めて分かったことなんです。

これが、モヤモヤして、“やり切れなかった”っていう、後悔の気持ちのままだったら、“成長していない”ということだと思うんです。

でも今は、それとは真逆の気持ち。だからこそ、“乗り越えて、成長できたんだな”って、すごく実感できているというか。

約2年という、長いプロジェクトで得た実感だったので、“終わりよければ、すべてよし”という言葉の見方が変わりました。

ーーこれまでは“色々あったけど、楽しかった”の、“色々”の部分が気になっていたけど、“楽しかった”の方に、フォーカスを当てられるようになったんですね。

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