キヤノンは、レンズ交換式デジタルカメラ「EOSシリーズ」に、初心者向けのミラーレス一眼「EOS M」を追加し、9月中旬に発売する。キヤノンでは初めてのミラーレス一眼。
「EOS M」は、ミラーレス構造と新開発のレンズマウント「キヤノンEF-Mマウント」を採用したレンズ交換式デジタルカメラ。美しいボケ味を出す有効約1800万画素のAPS-Cサイズの大型CMOSセンサ、映像エンジン「DIGIC 5」を搭載し、デジタル一眼レフカメラ「EOSシリーズ」と同等の高画質と小型・軽量化を両立した。
常用ISO感度は最高ISO12800。また、位相差AFとコントラストAFの両方を行うハイブリッドCMOS AFを採用し、高速・高精度でスムーズなピント合わせを実現した。
交換レンズは、専用の「EF-M」レンズに加え、別売の「マウントアダプター EF-EOS M」を装着して、マクロ、広角、標準、望遠など、60種類以上のEFレンズを使用できる。なお、アダプタを使用した場合は、連写モードでAFが追従するのは1コマ目だけとなる。外部ストロボ「スピードライト」シリーズやGPSレシーバー、ワイヤレスリモートコントローラーなど、従来のEOS用アクセサリも使用できる。
静電容量方式のタッチパネルを採用した3.0型ワイドの液晶モニタを採用。記憶媒体はSDXC/SDHC/SDメモリカード(UHS-I 対応)。サイズは幅約108.6×高さ66.5×奥行き32.3mmで、本体の重さは約262g、バッテリ・メモリカード込みで約298g。カラーは、ブラック、シルバー、ホワイト、レッドの4色。
価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は、ボディ単体が6万9800円(ブラックのみ)、小型・軽量のパンケーキレンズ「EF-M22mm F2 STM」が付属する「EF-M22 STM レンズキット」が7万9800円(ブラック、シルバーのみ)、標準ズームレンズ「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」が付属する「EF-M18-55 IS STM レンズキット」が8万4800円(ブラック、シルバーのみ)、「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」「EF-M22mm F2 STM」の2本の交換レンズ、「マウントアダプター EF-EOS M」、「スピードライト 90EX」が付属する「ダブルレンズキット」が10万9800円。
カメラ本体と同じ9月中旬に発売する「EF-M」専用交換レンズ「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」の税別価格は3万5000円、「EF-M22mm F2 STM」は3万円、「マウントアダプタ EF-EOS M」は1万2000円。
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