すごいポイント1:激しく動き回る推しもしっかり見える

防振双眼鏡は“防振”、当たり前ですがマジでぶれません。倍率が高い双眼鏡は、どうしても視界がぶれがちですが、防振双眼鏡のぶれなさは本当すごい。頼れる。

普段裸眼の私からすれば、眼球と推しの間にいろんなパーツを挟んでるのに、肉眼よりクリアに見えるのが信じられない。

仕組みはよく分かっていませんが、今では自分の眼球より防振双眼鏡を信じています。

画像:ケンコー・トキナー

著作権の関係でステージ写真が使えないのですが、イメージ画像の小鳥ちゃんを推しだと思ってください。ぼんやり遠かった推しが目の前に! 黒目がちなおめめもばっちり見える!!

ステージの端から端まで走りまわる推しも、激しく頭を振りながら歌う推しも、しっかりはっきりくっきり見えます。飛び散る汗の軌跡まで見えます。

そして、ライブ中に動き回るのは推しだけではありません。そう、我々もまた動いているのです。

リズムにのって身体をゆらしても、防振双眼鏡はゆれません。感動と興奮でふるえても、防振双眼鏡はふるえません。防振双眼鏡のおかげで、我々は勝手にふるえていられるわけです。ありがてぇ。

すごいポイント2:暗転中の推しもばっちり見える

防振双眼鏡はぶれないだけではなく、明るさもすごいんです。もちろん、星空観測用など暗いところで使うことは想定していないのですが、今まで見えなかったものが見えてくる感動、味わって欲しい……。

妹は「これ暗殺に使うやつじゃん!」と叫んでいました。わかる。たしかに、スナイパーの暗視スコープレベルで見えます。(見たことないけど)

友人は「はぁ!? めっちゃ見えるんですけど!?」と怒っていました。わかる。たしかに、怒りを覚えるレベルで見えます。(怒らないけど)

暗転中のステージなんてスタンドからはほぼ何が起こっているか分からない。しかし、防振双眼鏡ならタオルで汗をぬぐう推しや、髪型を直す推し、お水を飲む推しまでばっちり。

ところでお水を飲む推しって、愛しくないですか? サバンナで動物を観察する学者のような、初めての離乳食を食べる赤子を見つめる母親のような、そんな心持ちになります。

すごいポイント3:意外に重くない&持ちやすい

防振双眼鏡のデメリットとして気になるのが、その重さ。私も「防振双眼鏡って重いんでしょ?」と思っていました。

しかし、ケンコー・トキナーの防振双眼鏡はとにかくコンパクトさこだわっているそう。重さ515gですが、薄型・軽量で片手でも持ちやすいです。

画像:ケンコー・トキナー

とことん軽くするため電池はリチウム電池CR2ひとつ。これだけでかなり重さが違ってきます。

ただ、コンビニなどでは手に入りにくいため、万が一に備えて予備を持って行くことをおすすめします。

画像:ケンコー・トキナー

さらにネックストラップが幅広でクッション性があるので、首の後ろに食い込まないのも嬉しい。

約2時間半のライブ中、気づけばずっと首からかけていました。(ライブ中は興奮してゴリラ並みの腕力になっているので、ある程度の重さは気にならないのもあると思いますが)

すごいポイント4:オタクにやさしいスライドスイッチ

ケンコー・トキナーの防振双眼鏡を選んだ理由のひとつがこれ。ライブ中なんてずっと防振機能使いたいに決まってるじゃないですか?

そんなときにずっとボタンを押し続けていたら、終演後には指の肉がなくなっちゃいますよね?

画像:ケンコー・トキナー

防振機能ON/OFFつまみを動かせば、簡単に防振のON・OFFが切り替えられます。ノールックで切り替えられてノーストレス! しかも、操作しない状態が10分間続くと自動的に電源がオフになるのです。賢い!

防振双眼鏡はとにかく推しを観察したいオタクにうってつけ

以上 、オタクが声を大にしてアピールしたい防振双眼鏡のすごさでした。

ちなみに、防振双眼鏡の購入を迷う大きな理由のひとつが“金額”だと思います。私が購入したときは、7万5000円くらい。(ケンコー・トキナーさんのサイトによると希望小売価格は80,300円) オタクはすぐ「それってSSチケットなんまいぶん?」と考えてしまいます。

しかし、今後あと何回ライブに行くか考えて「一回当たり〇〇円」と考えると、意外にいける! だって最低100回は推しのライブに行くから!!

決して安くない買い物でしたが、ここ数年、いや、今までのオタク人生の中で推し関連の商品を除けば「買って良かったもの」ナンバーワン間違いなしです。

もちろん、最初はレンタルなどでその使い心地を試してみるのもよいでしょう。一日単位から借りられて、自宅や遠征先のホテルで受け取れる便利なサービス(例「Rentio」)もあります!

ライブという推しとの時間を共有できる場面では、とにかくどんな瞬間でも見逃したくないもの。防振双眼鏡なら毛穴からにじみでる汗、衣装の質感、セットリストが書かれたボードまで見えるかも。防振双眼鏡で新たな世界覗いちゃってください。

後編記事<オタク必携!!「防振双眼鏡」を使いこなすコツ&目的別“おすすめ双眼鏡”ガイド>ではケンコー・トキナーさんに聞いた、いま注目の防振双眼鏡、もっと防振双眼鏡を使いこなすためのコツ、オタクタイプ別のおすすめ双眼鏡をご紹介しますよ。

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