ニコンは、本格的な撮影が楽しめる高性能コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P7700」を9月下旬に発売する。価格はオープンで、公式オンラインショップ「ニコンダイレクト」での販売価格は5万9800円。
本格的なマニュアル撮影機能を搭載し、多彩な別売アクセサリに対応するシステム拡張性を備えた「COOLPIX」シリーズのフラッグシップモデル。2011年9月発売の「COOLPIX P7100」の後継機として、連写性能の高速化(約8コマ/秒)、高感度時の画質の向上などを図った。
有効1219万画素の裏面照射型CMOSセンサ、35mmフィルム換算で焦点距離28~200mm相当の光学7.1倍ズームNIKKORレンズ、シャッタースピード約4段分の手ブレ軽減効果をもつレンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能を搭載。開放F値f2~4の明るい大口径レンズと、新たに採用した大型の1.7分の1型裏面照射型CMOSセンサによって、暗いシーンでもノイズの少ないきれいな静止画や、ステレオ音声つきフルHD動画を撮影できる。レンズは7枚羽根絞りを採用し、より美しい自然なボケ味を実現した。広角側では、レンズ前約2cmまで被写体に迫るマクロ撮影もできる。
動画撮影は、新たにシャッタースピードや絞り、ISO感度を自由に設定できるカスタム動画モードを搭載。レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能は、静止画だけでなく、フルHD動画撮影時の光学手ブレ補正にも対応する。
ローアングルからハイアングル、自分撮りまで、自由自在なアングルで撮影できる広視野角の3型バリアングル液晶モニタや、使いやすさに配慮したダイヤル、操作ボタンを備える。記録媒体は、SDXC/SDHC/SDメモリカードと約86MBの内蔵メモリ。サイズは幅約118.5×高さ72.5×奥行き50.4mm、重さはバッテリ、メモリカード込みで約392g。カラーはブラック。