NHKの朝ドラ『梅ちゃん先生』、TBS系金曜10時の『黒の女教師』、同じくTBS系月曜8時の『浪花少年探偵団』──。今期、この3本の連ドラに同時出演しているのが、木村文乃だ。
念のために言っておくが、少年隊の東山紀之と結婚した木村佳乃ではない。一文字しか違わないが、血縁関係もない。NTTドコモのCM「とある彼女の夏編」で桑田佳祐と、「とあるプレゼンテーション編」で渡辺謙・布袋寅泰と共演していた、あの木村文乃だ。今も象印マホービンのステンレスボトルや、北乃きい・SHELLYと共演している大正製薬のリポビタンファインのCMなどに出演しているので、すでに注目されている存在ではある。ただ、連ドラ3本に同時出演となると、ついに来たか、という感じはする。
ということで、今回はブレイク前夜とも言える木村文乃の過去のドラマ出演を振り返りながら、彼女の女優としての今後を占ってみよう。
木村文乃のデビューのキッカケは、2006年5月に公開された映画『アダン』のオーディション。演技経験のない普通の高校2年生だった彼女が、応募者総数3,074名の中からヒロインに選ばれた。ちなみに、この時の特別賞が、すでに沖縄でモデル活動をしていた比嘉愛未。2007年4月から放送されたNHKの朝ドラ『どんど晴れ』で比嘉愛未はヒロインを掴みとり、先にブレイクを果たすのだから、世の中、何が起きるかわからない。
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