イラスト:上田 燿子

離婚歴があっても、シングルマザーでも、新しい出会いがほしい!

そんなとき、選択肢のひとつとして考えたいのがマッチングアプリです。今はバツイチやシングルマザーの女性でも気軽に使えるアプリがあり、良い男性との出会いが期待できます。

今すぐ再婚を望むわけではないけれど、「まずはお友達から」でもOKな女性たちに実際にマッチングアプリを使った感想を聞かせてもらいました。

「自分と同じ環境」に親近感を持つ

1:シングルファーザーの人と盛り上がった

「以前、テレビで紹介されていたマッチングアプリがあって、調べたら運営歴も長く信用できそうなので、思い切って登録してみました。

最初からバツイチで子どもと同居していることをプロフィールに書いたけど、やはりというか未婚の男性とはなかなかマッチングしませんでしたね。

でも、シングルファーザーで二人の子どもを育てているという男性からいいねをもらい、マッチングが成立して話してみるとお互いの環境が似ていてびっくり。

子どもたちの年齢が近いせいもあるけど、育児の大変さや自分たちの恋愛の難しさについて、いろんな話ができました。

アプリで顔が見えないからリアルな状態を話せるというか、気を使わないで済むのが良かったです。

今もやり取りを続けていますが、機会があれば会いたいな」(37歳/サービス)

子どもは元妻と暮らしているというバツイチ男性は多いですが、自分が親権を持ち、シングルファーザーとして育児を頑張る男性もいます。

孤軍奮闘する男性にとって、自分と同じくシングルマザーとして日々を生きる女性との出会いは、共感する部分が多く心を開きやすいのかもしれません。

「シンママやシンパパで恋愛することの大変さ」は、当事者でなければその現実はわかりづらいもの。

リアルな話ができることで、お互いの信頼度を高めていけるといいですね。

2:「自分の子どももほしい」男性とは合わなかった

「バツイチやシンママを優遇するマッチングアプリがあり、登録してみたら自分と同じような状態の男性たちが多くてびっくりしました。

いろんな男性とマッチングが成立してメッセージを交換しましたが、年下で一番気が合うと思う人ができ、その人だけに絞ってやり取り開始。

彼のほうは未婚だけどバツイチ子持ちの女性に偏見がなく、お互いに好意を持っているのはわかるのになかなか会う約束が言い出せず、悶々としていました。

すると、ある日彼から

『あなたに子どもがいることは気にしないけど、俺も自分の子どもがほしくて』

と言われ、アラフォーの私にはちょっと厳しいかも、と思いました。

そのときに30代なかばの彼が結婚を焦っていることを知り、恋人ならいいけど再婚となるとその気のない私は、この時点で交際を諦めました。

好きだけではなかなかうまくいかないんだな、と実感しています」(41歳/公務員)

せっかくマッチングが成立しても、お互いに望む未来が違えばたとえ好意があっても関係は進みません。

結婚して早く自分の子どもがほしいと思う男性と、再婚はまだ考えていないという女性では、歩み寄れる部分が少なくて悩みます。

こちらの女性は、「でも、付き合う前に彼の本音が聞けて良かった。これからは自分がどんな関係を希望するかを最初に伝える」と話していましたが、こんなミスマッチを避けるためにも自分のスタンスは明かしておくのがベターですね。