会場の様子 現代=THE TRUE ORIGINALゾーン ©Disney

世界中の人から愛されている「ミッキーマウス」からインスピレーションを受けて作られたアートを集めた展覧会「ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND」が、東京・森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)で開催されています。

この展覧会の見どころと、メディアを対象に行われた内覧会で展示作品を手掛けたアーティストが語った、制作秘話を紹介します。

フォトギャラリー【写真39枚】ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL&BEYOND フォトギャラリー
  • 河村康輔 “Untitled”
  • 書道家 万美
  • 添田奈那 “LOVE”
  • 会場の様子 現代=THE TRUE ORIGINALゾーン
  • 河村康輔 “Untitled”
フォトギャラリー【写真114枚】ミッキーマウス展公式ショップ グッズフォトギャラリー

日本展独自の"未来を想像する展覧会"へアップデート

本展の元となっているのは、ミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年を記念して2018年から2019年にニューヨークで開催された、現代アートの展覧会「MICKEY:THE TRUE ORIGINAL」(以下MTO)。

現在開催されている日本展では、"ミッキーマウスの現代性"を象徴したMTOから"一歩その先の未来"をみんなで想像しよう、という独自のコンセプト「&BEYOND」を掲げています。

館内は大きく3つのゾーンに分けられており、MTOから選りすぐった作品を展示する「現代=THE TRUE ORIGINAL」、ミッキーマウスの「原点=THE ORIGIN」、ミッキーマウスが持つポジティブなメッセージを受けて制作された作品を展示する「未来=&BEYOND」で構成されます。

時代に合わせて変化し続けるミッキーマウスの進化を、過去、現在、未来と、アートを通じて追うことが出来るのです。

原点=THE ORIGIN

『蒸気船ウィリー』 ©Disney

このパートでは、ミッキーマウスのスクリーンデビュー作『蒸気船ウィリー』と、2020年に公開80周年を迎える名作『ファンタジア』の2作品にスポットが当たります。

最初の部屋では、『蒸気船ウィリー』でミッキーマウスが吹くおなじみの口笛のメロディと、大きなジオラマがお出迎え。

ミッキーやミニー、ピートのパネルとは、一緒に記念撮影を楽しめます。

ウォルト・ディズニーと、アブ・アイワークスによるストーリースケッチの複製原画の展示もお見逃しなく。

『ファンタジア』 ©Disney

次の部屋では、5枚のスクリーンとマルチサラウンドシステムを使用した最新技術で『ファンタジア』の一部を上映していました。

「ウォルト・ディズニーが生きていたらどのように表現するか」を模索して作られたというこの展示では、全く新しい『ファンタジア』の鑑賞体験を堪能できます。

特にスクリーンを真正面から見た時には、まるでアニメーションの世界に自分が飛び込んだかのような高い没入感を感じ、鳥肌が立ちました。

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