現代=THE TRUE ORIGINAL
ここからはガラリと展示の内容が変わり、まさに現代アート展! という雰囲気に。
ニューヨークで開催されたMTOから選りすぐった作品を含む約20名のアーティストの作品を、「Forms That From Mickey Mouse(ミッキーマウスを形作るもの)」、「Explosion of Color(色彩の爆発)」、「Icon of Pop Culture(ポップカルチャーの象徴)」、「Memorys(記憶)」の4つのテーマに分けて展示しています。
真白な壁に沿って伸びる大きなミッキーマウスのフィギュア、カラフルな色使いで『ミッキーの大演奏会』を表現したかぎ針編みのアート、様々な時代のミッキーマウスのぬいぐるみを集めて作られたオブジェなど、全てが同じ「ミッキーマウス」を題材としているはずなのに、全く違う作品が生まれてくることが不思議に感じました。
また、作品に添えられた各アーティストの紹介のパネルには、幼少期にミッキーマウスから受けた影響を語っているものが多く、とても興味深かったです。
「ミッキーはみんなの親友」(ブライアン・ロエッティンガー氏)、「ミッキーは描き方を覚えるために何度も繰り返し描いたおなじみのキャラクターのひとつ」(ブライアン・ブレス氏)といった、アーティストとミッキーマウスの繋がりのエピソードを知ると、理解が難しい現代アート作品も少し身近に感じられる気がしました。
『Steamboat Willie Redux』
シアターでは、『蒸気船ウィリー』を35パートに分けて様々なクリエイターに割り当て、それぞれが制作した遊び心あふれる映像を再編集した『Steamboat Willie Redux』が上映されています。
慣れ親しんだ白黒のアニメーションとは全く異なる『蒸気船ウィリー』は見ごたえ抜群です。