可愛い恰好した女の子たちがふわっと楽しい感じだと思ったら大間違いだよ(笑)
―『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』の見どころを教えてください。
引坂:3世代の絡みですね。コラボと言うか、ここでしかない観ることが出来ない化学反応をまず楽しんで頂きたいです。
それぞれのチームのキャラクターの楽しさが、劇中でタイムリープする中に盛り込まれていて、観ていて非常に楽しい作品です。
最初から最後まで皆さんに楽しんでいただける作品だと思います。正直なところ、全部が見どころです!
悠木:映画の見どころとしては、いわゆるお祭り的な楽しさがすごい詰まっているんですが、お祭りだけ聞くと薄そうに聞こえるけどめっちゃ深いです(笑)。
話自体は結構ドストレートに熱いし、かなりしっかりストーリーを組み立ててあるので見ごたえはもちろんある。
王道のストーリーの良さもありつつ、王道を超える熱さもある。可愛い恰好した女の子たちがふわっと楽しい感じだと思ったら大間違いだよという感じです(笑)。
「プリキュア可愛い、素敵、憧れ~!」だけじゃなくて、「かっこいいなやっぱり!!」っていうのがすごい入っていると思いながら収録に臨みました。
プリキュアがかっこよくなっていく過程で、受け継がれていく思いも見どころかなと思います。
成瀬:プリキュアの映画だからこれは絶対に言っておきたいんですけど!やっぱりプリキュアってエンターテインメントなんですよ。
「映画館に遊びに行く」って言う気持ちで観てほしいです。
ご家族の思い出を作るために、「遊びにいこう」という感じで足を運んでいただけるととても楽しいかと思います。
しかも今回は入場者プレゼントのミラクルライトがめちゃくちゃ可愛い!!
引坂&悠木:可愛い!!めちゃくちゃ可愛い!!
成瀬:ミラクルン、飴みたいだなって思って(笑)。人形としても可愛がれるし、ぜひゲットしていただきたいと思います。
あなたのお家にミラクルンを持って帰れるという感じです。
明日を楽しみにしている子ども達に受け取って欲しい、プリキュアの想い
―映画を観て子どもたちに受け取ってもらいたいメッセージをお願いします。
引坂:私達3チームのパワーを楽しんでもらいたいですね!映画を観て楽しんで頂けたら、それが1番だと思っています。
観て「楽しかった」という気持ちを、観終わった後に友達や家族と話したり。
ただただ夢中に、映画の世界観やプリキュアのチーム感を楽しんでいただけたらと思っています。
悠木:最初にプロデューサーさんから「子ども達は明日が来るのをとても楽しみにしている」というお話を聞いたんですね。
「明日給食の日なんだ」とか、「明日お遊戯会の日なんだ」「唐揚げの日なんだ」とか、とにかく子ども達は明日が楽しみなんです。
でもなぜか大人になると「明日にならないで…」というのがあると思うんですけど(笑)。
映画の中で、大人は割と過去を懐かしんでいて、プリキュアは明日に行きたい!っていう風になっています。
明日が楽しみで希望があって時間が流れていく間に、素敵な昨日があった事が伝わるといいなと思います。
お母さんと一緒に観て、どんな感想だったかをちゃんとお喋りしあってほしいなと思います。
成瀬:今回13人のプリキュアが出るんですけど、みんな違ってみんないい。みんながそれぞれの輝きを放っています。
これからの未来を創るような男の子や女の子には、あまり自分を周りと比べずに、自分の色で輝いていってほしいなと思っています。
何か得るものが必ずあると思います。
一緒に収録するのは、世代同士のバトン渡し
―映画の台本を最初に見た時の皆さんの印象を教えてください。
引坂:冒頭が、台本を見ただけではどういう状況なのかわからなくて(笑)。
これ、何が起きてるんだろう?というところからスタートして、ラビリンの「ラビビビ…」っていうところが……(笑)。
映像を頂いて、やっと何が起きているのかわかったところがありました(笑)。
今回の映画はヒープリさんたちが私たちを巡り合わせて下さっているように感じました。
最終的にはもちろんみんなで力を合わせていくんですが、引っ張って行って貰っているな、というのは収録でも台本でも感じました。
成瀬:タイムリープものってめちゃくちゃ難しいと思うんですよ、そこにあえて挑戦する。
聞いた時は「来ましたか!とうとうプリキュアでもこういう題材が!!」と思ってワクワクしたんです。台本を頂いて読み込んでからも、うまくできてるな~と。
プリキュアの映画って他の大人向けのアニメ作品に比べるとちょっとだけ尺が短いんですけど、その中でもすごく濃密。何週も時が回っていく。
「プリキュアスタッフはやっぱりすごいな!ずるいな!めっっちゃ面白いな!!」って思いました。
あと、自分たちの事であれなんですけど、「スタプリ」チームがかっこいい先輩になっていました(笑)。本当にかっこいいです。
「スタプリ」チームが「ヒープリチーム」と向き合う所で、ちょっと感動しました。いいシーンを作らなくちゃなって本当に思いましたね。
悠木:「ヒープリ」は、まだテレビシリーズが序盤の状態。
グレースって基本的に優しさが中心になっている子なんですよね。けれど映画の台本の中でかなり強い子になっていたんですね。
「この強い子にグレースを持って行けるかな…どうやって段階を踏ませよう…」。
実は最初は構築が難しいなって思っていたんですけど、実際にそれぞれの先輩たちに力を貰うと、ちゃんと段階踏めて、強い子になれちゃうんです。変身が出来ちゃうんです。
純粋な優しさがきちんと強さに昇華されて、かっこよくバトルするというところにちゃんと導いてもらえる。
やっぱこれって一緒に収録するって意味あるんだなって思いました。ちゃんとみんなからバトンを貰っている感じがすごいんです。
引坂:一緒の収録の良さを私もすごく思いました。バトンを渡した感じがありました、ラグビーみたいな感じで(笑)