10月31日(土)に『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』が公開された。
現在放送中の『ヒーリングッど♥プリキュア』(ABCテレビ・テレビ朝日系列にて毎週日曜朝8:30~放送)をはじめ『スター☆トゥインクルプリキュア』、『HUGっと!プリキュア』の3世代が揃い踏みし、13人のプリキュアが大活躍する。
映画公開を記念して、悠木碧(「ヒープリ」キュアグレース/花寺のどか)・成瀬瑛美(「スタプリ」キュアスター/星奈ひかる)・引坂理絵(「HUGプリ」キュアエール/野乃はな)の3世代のピンクプリキュアにインタビューした。
とにかく楽しい現場で思いを繋げていく映画だったという今作。プリキュアを演じる事で見えて来た自分の可能性についても語ってもらった。
「楽しい」を繋いでいくプリキュア世代トーク
―共演した感想を教えてください。
引坂:なごやかに収録ができたのが嬉しかったです。
今まで参加したプリキュア映画において、収録の時に演者が揃っている作品とそうでない作品があったのですが、今回はみんな揃って収録ができてよかったです!
他の演者の方にお会いする機会に恵まれて、自分の刺激にもなり、とてもいい機会でした。
―現場はどのような雰囲気でしたか。
引坂:それぞれの色がありました。言葉では表現しづらいんですが、「HUGプリ」チームが家族で、「スタプリ」チームがアイドル。
悠木:「HUGプリ」はみんながファミリー。「スタプリ」は、みんながキラキラしているんです。
成瀬:なんと嬉しい!!
悠木:世代ごとにそれぞれのカラーがあって、うちはこれからそのカラーが出来ていくのかと思うとワクワクします。
―やっていくうちにチームのカラーができるような感じでしょうか?
引坂:そうだと思います。毎回、皆さんの色というのは感じていて、今回の映画でも感じました。
成瀬:それぞれの世代同士の色もありましたし、楽しいなって思ったのが、同じカラー同士の子たちと写真撮影大会とかやってて、お祭りみたいでめっちゃくちゃ楽しかったです。
「黄色同士集まろう」とか、「妖精同士集まろう!」とか。「ヒープリ」チームはパートナーが多いのですごかったです。
すっごいみんなかわいかったです。
「スタプリ」で依田菜津ちゃんが、えれなちゃんの弟役(天宮やくと・いくと)をやられてて、その後「ヒープリ」でキュアフォンテーヌになったので、会ったら絶対におめでとうと言ってあげようと思っていたんです。
今回やっとお会い出来て、「プリキュアになったんだね!!おめでとう!!」って。
引坂:「HUGプリ」にも出ております(笑)。アンリくんの子供時代で!
悠木:収録にはドキドキしながら参加しました。
「ヒープリ」チームの中だと二人(キュアフォンテーヌ/沢泉ちゆ役・依田菜津、キュアスパークル/平光ひなた役・河野ひより)より私の方が先輩になってしまうので、私がビビっていると良くないなと思いキリッと気を張っていたんですけど、先輩たちはめちゃくちゃ優しいし、何よりすごく楽しそうでした。
これは楽しまないと楽しい作品にならないなと感じました。
先輩方が言葉で教えようと思って教えられたのではなく、ご自身の身を持って教えて頂けました。
すごく勉強になったし、絶対いい作品になると感じました。
プリキュアと同じようにキャスト陣も成長していく。
「プリキュア」の空気感というのもすごく楽しく教えてもらいました。
ヒープリテレビシリーズの序盤で知れてよかったなって思います。
先輩方が、こういう風に楽しく胸を張って番組を終えられるんだ、というのは希望ですね。
―アフレコ現場にある特別な熱はありますか?
悠木:私は割と熱い作品出がちなんですけど(笑)、プリキュアには部活動みたいな良さがあります。
「文化祭をみんなで頑張るぞー」とか、「体育祭盛り上げるぞー」みたいな感じです。一年生、二年生、三年生みたいな感じで世代が分かれているし。
先輩たちが楽しく活動しているのを見て「こういう風に私たちも大会に出場するんだ!」というような感じがしています。
その熱量はありますし、お休みの間はそんな感じで、いざ収録となったら「さて撮るぞ!」というスイッチングがされて、悪と闘って勝って、大事なものを守らなくてはいけないので。
なんかやっぱりやっていて気持ちがよかったですね。
成瀬:去年の春映画のときに先輩たちがめっちゃくちゃ楽しそうにしていたので、この楽しさは絶対に引き継いでいかなくちゃいけないというように感じました。
もちろん自分自身がめちゃくちゃ楽しかったというのもあるんですけど、この楽しさを絶対に伝えようという意識はしていたのでそれがヒープリチームに伝わっていて感動しました。
ずっとこの楽しさが永遠に受け継がれていったらいいなって思います。
引坂:テレビ放送と映画って、ちょっと空気が違っていて、色々とミックスされている空気感があります。
私は最初に出た時がガッチガチだったので、次の年からはもっともっと楽しもう、というような気持ちでした。
私にとって映画はお祭りのように楽しい時間で、ここでしか味わえない幸せを感じます。
そういった中の人たちの空気感が、作品を観る人たちに伝わって、いい熱になると思います。