全国映画動員ランキング発表!(10/31-11/1)
興行通信社が2020年10月31日、11月1日の全国映画動員ランキングを発表しました。『鬼滅の刃』は公開3週目も好調をキープ! そのほか小栗旬と星野源のダブル主演作や、人気アニメの劇場版など新作3本がランクインしています。
10位『スパイの妻〈劇場版〉』
公開3週目の『スパイの妻〈劇場版〉』は先週7位から10位に。
NHK BS8Kにて放送された黒沢清監督のスペシャルドラマを、スクリーンサイズを変更し劇場版として公開。1940年の神戸を舞台に、世界を救うためにある行動を取る男と、ふたりの幸せのためそれを阻もうとする妻の姿が描かれます。主人公夫婦を蒼井優と高橋一生が演じます。脚本は、濱口竜介、野原位、黒沢監督の3人体制で手がけました。
舞台は、1940年の神戸。聡子は、満州へ赴いていた夫・優作の帰りを待ちわびていた。一方、満州帰りの優作は現地で知ってしまった国家機密を世間に知らしめようと考えていた。そして、優作は反逆者と疑われることとなるが、それでも聡子は彼を愛していて……
9位『浅田家!』
『浅田家!』は先週5位から9位に。公開5週目で興行収入は累計10億円を突破です。
本作は自身の家族を被写体に“家族がなりたかったもの、家族でやってみたいこと”をテーマにした写真を手掛けた浅田政志の写真集が原案。中野量太監督がオリジナルストーリーを執筆し、新たな家族の物語を描きます。二宮和也と妻夫木聡が兄弟役で映画初共演。そのほか平田満、風吹ジュン、黒木華、菅田将暉らが出演しています。
4人家族の次男として育った政志は、小さな頃から写真が大好きで写真家をこころざす。写真専門学校を卒業したものの地元に戻ってぶらぶらしていた彼は、もう一度写真と向き合うことを決意。学生時代も取り組んだ、“家族”を被写体に再び写真を撮り始める。
8位『TENET テネット』
『TENET テネット』は先週4位から8位に。公開7週目の累計は興収25億円を突破です。
本作は、秘密裏に活動するエージェントたちが、第3次世界大戦を防ぐために戦う姿を描くサスペンスアクションです。主演は『ブラック・クランズマン』のジョン・デヴィッド・ワシントン、共演にロバート・パティンソン、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナーなど。
特殊部隊に所属する名もなき男は、フェイと名乗る人物からあるミッションを命じられる。それは、未来からやってくる敵と戦い、人類にとって核戦争以上の脅威となる事態を回避するというものだった。そしてその任務のキーワードは“TENET”という言葉で……
7位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
公開7週目の『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は先週6位から7位に。
11月13日(金)からは、映像と音響を新たなフォーマットにして公開するドルビーシネマ版の上映が始まります。
本作は、2018年にTVシリーズが放送され、情感溢れる世界観と美しい物語で大きな話題となった作品の劇場版です。戦争で両腕が義手となった少女が、手紙の代筆業を通じて人々の心に触れ、愛という感情を知り、大切な人への思いを抱えながら生きていく様が描かれます。監督はTVシリーズも手掛けた石立太一、声の出演は石川由衣、浪川大輔。
多くの人々に深い傷を追わせた戦争の終結から数年。世界は平穏を取り戻し、人々も前向きになりつつあった。戦争に参加して両腕を失い、義手となったヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大切な人への思いを抱えながら生きている中、一通の手紙を発見する。
6位『とんかつDJアゲ太郎』
“少年ジャンプ+”で連載され、熱烈な支持を集めたウェブコミックを北村匠海の主演で映画化した『とんかつDJアゲ太郎』は初登場6位にランクイン。
原作は、TVアニメ化もされたイーピャオ、小山ゆうじろうによる人気コミックです。トンカツもフロアも“アゲられる”凄腕の料理人兼DJを目指す若者の奮闘がコミカルに描かれます。共演は山本舞香、伊藤健太郎、伊勢谷友介ほか。監督は『疑惑とダンス』『チワワちゃん』の二宮健。
老舗とんかつ屋の跡取り息子で、父・揚作のもと修行に明け暮れる若者・揚太郎。ある日、弁当の配達でクラブに足を踏み入れた彼は、フロアの熱気に今まで感じたことのない高揚感を覚える。それ以来、揚太郎はとんかつと音楽で人を幸福にする道を模索し始める。