シグマは、デジタル一眼レフカメラ「SIGMA SD1 Merrill」に採用した新開発の4600万画素(4800×3200×3層)CMOSセンサ「Foveon X3ダイレクトイメージセンサー」と、高性能広角レンズを搭載する高級コンパクトデジタルカメラ「SIGMA DP1 Merrill」を、9月14日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は9万9800円前後の見込み。
新開発の4600万画素の大型イメージセンサをコンパクトなボディに搭載した高画質デジタルカメラ。35mmフィルム換算で28mm相当の19mm F2.8広角レンズを搭載し、被写体の情報を画面のすみずみまでセンサに伝える。スーパーマルチレイヤーコートを施してフレアやゴーストの発生を低減し、逆光や反逆光でも安心して使用できる。
「Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー」専用の画像処理エンジン「TRUE(Three-layer Responsive UltimateEngine)II」を2基搭載。フルカラーセンサが捉えたすべての情報を、独自のアルゴリズムで画像を劣化させることなく高速処理し、高精細で立体的な描写を実現した。
オートフォーカスは、9個のフォーカスフレームから選択する「9点選択モード」と、フォーカスフレームを任意の位置に細かく移動できる「自由移動モード」を備える。フォーカスフレームの大きさは、「ピンポイント」「通常」「大」の3種類。新たに「速度優先AFモード」を搭載し、オートフォーカス動作中のライブビューを停止させることで、高速オートフォーカスに対応した。また、「AF+MFモード」では、オートフォーカスでピントを合わせた後、フォーカスリングを回してピントの微調整ができる。
動画は、VGA(640×480)サイズで30fpsの撮影に対応。サイズは幅121.5×高さ66.7×奥行き64.3mmで、重さは360g。両吊りストラップが付属する。