毎日のように顔を合わせ、一日の長い時間を共に過ごす職場では、人間関係を良好にしておくことが何より大切です。
特に、女性の上司・先輩の場合、より一層の気遣いが必要。物事をきちんと思考し、客観的にとらえられる男性に比べ、女性は、自分の感情・感覚でとらえやすいので、ちょっとした相手の言動が気になり、時にトラブルへと発展しかねません。
思わぬことから仕事がしづらくならないように、どんな言動が「かわいげがない!」と思われてしまうのか知っておきましょう。
きちんと挨拶できない
挨拶は人間関係の第一歩。自分から挨拶できない、声が小さい、きちんと目を見て挨拶できないなど、挨拶もまともにできない後輩は「こんな初歩的なことができないの?」と、呆れられてしまいます
「おはようございます」を「おあざいまーす」と間延びするなど、はっきりしない発音にも、イライラ。
挨拶は、どんなときでも率先して自分からすることを徹底しましょう。
きちんと相手の目を見て、表情は笑顔で。とりわけ、先輩・上司に対しては、はっきりとした口調で、少し大きめの声で挨拶すると、好印象です。
会話中、タメ口が混じる
一見、きちんと敬語で話しているようであっても、気が抜けてくると「そうだよね~」「うん、そう」「先輩ったら、やだ~」など、タメ口が混じる後輩にイライラ。
敬語の中にも、あえてフランクな言葉遣いを入れこむことでお互いの距離が縮まる、ということもありますが、度がすぎると逆効果です。
目上の人と話をするときは、きちんと敬語で話しましょう。
単に「です・ます調」にするだけでなく、尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い分けができるとGOOD。
敬語は、言葉によって相手への敬意を表すもの。人は「自分を認めてほしい」という潜在的な欲求を持っていますので、相手にきちんと敬語で話をしてもらうだけで、尊重されていると感じます。
言葉遣いが丁寧な後輩は、それだけで可愛がられるのです。
学生のような言葉遣いが抜けない
「っていうかぁ」「わたしって、○○じゃないですかぁ」「やばくないですかぁ」などの、バカっぽい言葉遣い。
言葉遣いに品がないと、本人の能力を問わず「この子、仕事できなさそう…」と思われてしまいます。
社会に出た大人の女性ともなれば、学生のような言葉遣いは一掃しましょう。
心がけたいポイントは2つです。
ひとつは、語尾を伸ばしすぎないこと。言葉のはじめにアクセントを持ってくるとうまくいきます。
例えば「いいですか」という言葉。「い」を強く発音すれば、語尾の力が抜けるので、「いいですかぁ」と間延びした発音にならずにすみます。
もうひとつは、「やばい」の封印。
「やばい」は本来、「不都合」を意味します。流行り言葉で「すごい」「かわいい」「おいしい」など、何の形容にも使えるようになってしまいましたが、せめてオフィスでは使わないようにしましょう。