口答えが多い

職場で評価の高い人の特徴として「素直であること」が挙げられます。

指摘や注意をすると「でも」「だって」と、何かと反論してくる後輩は、どうしても煙たがられてしまいます。

人は誰しも、指摘や注意されると少なからずイヤな気持ちになるものです。つい反論したくもなりますが、まずは一度、相手の言葉を受けとめる、という思考を持っておきましょう。

相手の誤解による指摘など、どうしても意見を言いたい場合には、言い回しに工夫を。

「私の誤解でしたら、恐縮なのですが」「お言葉を返すようで、恐縮なのですが」などと切りだせば、強い反論には聞こえません。

叱ると、いつまでも引きずる

注意をすると、めそめそと泣きだしてしまったり、職場でいつまでも暗い顔をするなど、メンタルの弱い後輩に、上司・先輩は閉口します。いつまでも引きずられると、仕事にならず困ってしまいます。

叱るのは、相手に良くなってもらえるようにと思うが故のこと。潔く反省したら、気持ちを切り替えて仕事に取り組む後輩のほうが、よっぽど好印象です。

叱られたら「これからどうしていけばよいか」と、未来に視点を向けましょう。

職場で恋愛ネタばかりを話す

女性同士の会話と言えば、恋愛ネタがつきものです。

しかし、職場となれば、ご注意を。

「昨日、彼氏が~」「合コンにいったんですけど~」など、口を開けば恋愛ネタ。こんな後輩は、男のことしか考えてないのかと、呆れられてしまいます。

始めは興味を持たれる恋愛話も、いつもいつも聞かされるとうんざりします。とりわけ、のろけ話は女性から嫌厭されるもの。ほどほどにしましょう。

無表情で、何を考えているかわからない

指示をすると「はい」と返事はするものの、無表情。何を話しかけても素っ気なく、コミュニケーションをとる気があるのかわからない…。こういうタイプは、扱いづらい後輩の典型です。

こうしたタイプは、人に興味がなく、自分のペースを乱されることを嫌う傾向にあります。

しかし、どんな仕事においても、周囲とのコミュニケーションは必須。日頃から、職場の人といいお付き合いをしておくことで、いざというとき、周囲が手を差し伸べてくれます。人づきあいも仕事のうち、と心得ましょう。

コミュニケーションが苦手な人は、まずは、笑顔を心がけてみてください。たとえ話し下手であっても、にこやかにしているだけで、印象は良くなります。

以上、女性上司・先輩とうまくやっていくためのコツをお伝えしました。

心当たりのあった人は、ぜひ明日から、言動を変えてみてくださいね。

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。