「彼女とデートしていて本当に帰りたいと思ったのは、百貨店のコスメコーナーでずっと新商品のお試しを続けられたこと。

『ちょっと気になる新作があって、寄ってもいい?』

と言われ、それはもちろんOKしたのだけど、ビューティーアドバイザーの女性と熱心に話をはじめて、俺は離れたところでぽつんと立ったまま。

そのうちファンデーションを使ってみるとかで椅子に座り、俺は女性しか周りにいない中で本当に居心地が悪かったです。

『ちょっと上の階を見てくる』

と我慢できずに声をかけたのですが、アドバイザーの女性と話し込んでいて俺の言葉は届かず、そのまま離れました。

しばらくして帰ってきたら彼女が

『置いてけぼりなんてひどい!』

と怒っていて、いや彼氏を置き去りにしてお試しに熱中していた自分はどうなの?と思いましたね。

メイクしてもらった顔の感想をほしがっていたけど、正直まったく関心がありませんでした」(32歳/営業)

新商品のコスメが気になる気持ちはわかりますが、彼氏と一緒なら短時間で済ませるような心遣いが必要です。

何の配慮もしないままアドバイザーの人と話し込んでいては、彼氏が面白くないのは当たり前。

長くなるのなら、「ごめんなさい、どうしても試してみたいから、ほかを見ていてくれたら助かる」など、彼氏をその場に縛り付けない一言がほしいですね。

彼氏は待たせて当然、ではいずれデートのお誘いもなくなります。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line