幼児が、乱暴な言葉を使う相手は、3タイプあります。
まず1つ目のケースは、幼稚園や保育園と言う生活の中で、友だちに対して言ってしまうケース。
2つ目は、ママやパパと言う日常的に接する家族に言うケース。
3つ目は、保育園の先生や、ほかのママ、たまにしか会えないじいじやばあばなど、親以外の親しい間柄の人たちに対して言ってしまうケースです。
まずは1つ目から見てみましょう。
友達に対しての暴言
1.「同じことを言われたらどんな気分になるのか」を考えるように伝える
友だちに対しての暴言は、「チビ」というようなわざと相手が嫌がるようなことを言ったり、名前を相手が嫌がるあだ名で呼んだりと、主に外見や性格にまつわる相手が傷つくことを言います。
特に、まだ4,5歳の時は、1人の子どもが酷いことを言い出すと、周りの子たちも面白がって一緒に言いだします。そうなると、収拾がつかなく場合もあります。
まずは、「相手が嫌がることを言うと、どういう気分になるのか」を、子どもに理解させるようにしてください。
もしも、うまく伝わらないようでしたら、ぬいぐるみなどを使って、「クマちゃんが、悲しくて泣いちゃったよ」と、ストレートに悲しみを表現してみましょう。きっと、子どもも酷いことを言ったと気づくはずです。
2.影響を受けたテレビや動画などを見せないようにする
子どもは、テレビやYouTubeなどの動画の影響を受けやすいです。とくに、下品なネタや、乱暴な言葉などはすぐにマネしたがります。
毎日を一緒に過ごす友達に使わないようにさせるには、親から見てマネして欲しくないようなテレビや、動画は、分別がつくまでは見せないようにしましょう。
きちんと子ども向けに作られた動画や、Eテレなどの番組は、お友達同士の会話で、乱暴な言葉は使われていません。
まだ「悪い言葉」の区別がつかないうちは、親が子どもの見るもの、読むものなども気をつけるようにしてください。