生まれも育ちも違う男女が深い仲になれば、当然ながらケンカのひとつやふたつはあって当たり前です。

けれど、そのケンカが元になって破局を迎えるカップルもいれば、「雨降って地固まる」カップルもいます。

どうやら、“ケンカ”とひと口に言っても「してもいいケンカ」と「してはいけないケンカ」があるようなのです。

カップルの成長を促してくれるケンカと、別れの引き金になってしまうケンカの違いを3つご紹介します。

違い1. 本人ではどうにもならないことを争うor努力で改善できる点を話し合う

相手の家柄や家族など、言われた本人にはどうしようもない点をおとしめるケンカは、仲直りしたあとも引きずりやすい傾向があり、大きな亀裂が入りやすいみたいです。

一方、行動や言葉など自分の意識で直せる部分での意見の相違ならば、相手に譲歩しながら改めることもできる建設的なケンカになります。

「元カレの母親が苦手で、ケンカのついでに母親の悪口を言ったら、その1ヶ月後に“やっぱりあの言葉が許せない”とフラれた」(30代女性)

「2年前に付き合っていた彼女は、彼女のほうが学歴が上だったんですが、ケンカのときに勢いで学歴を批判されたので、そのまま別れ話をしました」(20代男性)

本人の努力ではなかなか改善できないことを争ってしまうと、深い亀裂が走る“悪いケンカ”になってしまうのです。

違い2. 逃げ道をなくすまで相手を追い詰めるor意見を聞きながら主張する

カップルのケンカは勝ち負けが目的ではないはずですが、ヒートアップするとつい勝負にこだわってしまうこともあります。

しかし、相手の逃げ道がなくなるほどトコトンまで追い詰めるのは「してはいけないケンカ」、相手の意見を聞きながら自分の主張をするケンカは「してもいいケンカ」になるようです。

「私は昔から弁が立つと言われていますが、ケンカになるといつも恋人を追い詰めてしまうみたいです。歴代彼氏と、そういうケンカをしてから数ヶ月後には必ず別れているってことは、やっぱりダメなケンカをしていたのでしょうか」(30代女性)

「今の彼は、言い争いをするとトコトンまで私を追い詰めるタイプ。ケンカを繰り返すうちに愛情も冷めてしまい、実は、そろそろ別れたいなって思ってる」(20代女性)

逃げ道を失うほど追い詰められれば、ゲンナリするのが普通の心情。相手のことをイヤになってもムリはありません。