You Tubeにアップされたコンセプトビデオがとてもクール! 監督を務めたのは、きゃりーぱみゅぱみゅなどのミュージックビデオを手がける田向潤氏。これを見ると、アプリの利用シーンが分かると同時に、PLUG-IN Championship特有ともいえる「プラグインしたときの開放感」が伝わってきます。

「Fun to Charge=充電を楽しむ」を広めたい

充電という行為そのものを「エンタメ」にしたい
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企画・クリエイティブディレクションを担当するのは、5名のクリエイターによって設立された「PARTY」。クリエイティブのことはこの人抜きには語れない、カンヌ・クリオ・London D&ADなど、国際広告賞を数多く受賞してきた伊藤直樹氏もそのうちのひとり。

さらに、プロデュースは「A4A」、デザインは「日本デザインセンター」、アプリケーションの実装は「ユニバ株式会社」がそれぞれ担当するなど、開発に携わっているのは、クリエイティブ界のスゴい人たちばかり。彼らへPLUG-IN Championship制作の背景について聞いてみました。

「TOYOTAの『PHV』はご存知ですか? 実はPHVはハイブリッド車とEV(Electric Vehicle=電気自動車)のいいとこ取りをして、コンセントからも充電できてガソリンでも移動できて、実質的に最もエコで走行距離も長くなる最強なクルマなんです。『PLUG-IN Championship』は、PHVの特徴である『Fun to Charge=充電を楽しむ』というキャッチフレーズを、ユーザーへ直感的に広めるために制作したものです」

iPhoneにケーブルをさして充電する行為自体を「アプリとしてエンターテイメントにしてみよう」というアイデアから生まれた、という裏話も聞けました。驚異的なのは開始3日で世界50ヶ国ものユーザーが参加していること。この人気っぷりはスゴいですね。しかし、ここに来るまでには大きな苦労もありました。

「プラグインする瞬間のゲージ(ゲーム内で重要な数値を視覚的に分かりやすくしたもの)の動きとスコアのバランスとの調整に苦労しました。iPhoneとAndroidの多くの機種で検証を重ねて確定しました」