
自分の内面理解を深められるツールとして注目を集めている「ジャーナリング」。
日々の感情や思考を文章化して記録する習慣である「ジャーナリング」は、心の健康やストレス解消に役立つとされています。
しかし、具体的にどのように始めればよいかわからない人も多いのではないでしょうか。
今回は、ジャーナリングで何を書くべきかわからない人に向けて、具体例とともに、ジャーナリングの効果的な始め方やおすすめのアプリについてご紹介します。
ジャーナリングとは

ジャーナリングとは、自分の内面にある感情や思考を、継続的に文章で記録していく習慣のこと。
具体的には、日記やノートなどに、自由に思ったことを書き連ねていく方法です。日々の出来事や感じたことを言語化していくことで、自己理解を深められます。
ジャーナリングを続けることで、心の健康維持に効果的だとされています。自分の内面に向き合い客観的に振り返ることで、ストレスの軽減や心の安定につながるのです。
ジャーナリングのメリット
ジャーナリングは様々な心理的メリットが期待できます。
・自己理解が深まる
・幸福感が高まる
・良質な睡眠につながる
・問題解決能力が向上する
まず何よりも、自己理解が深まるというメリットが大きいでしょう。日々の思考や感情を言語化していく過程で、自分の内面をより深く捉え直すことができます。
また、ジャーナリングはストレスの軽減にも効果があるとされています。ジャーナリングを続けると思考パターンや内面理解に伴い人生を俯瞰できるようになるため、幸福感や充実感が高まり、心の負荷が和らぐのです。その結果、良質な睡眠にもつながります。
ジャーナリングのやり方と書く内容の例
ジャーナリングのやり方
次に、ジャーナリングに必要なアイテムやタイミングを見ていきましょう。
【用意するもの】
紙とペン
【タイミング】
起床時、就寝前、休憩時間、ストレスを感じたとき
ジャーナリングをする際のコツは、制限時間を設けること。時間制限があると重点的に書き出そうとするため、自分の考えがクリアになっていきます。
時間は特に決まりはありませんが、1分、3分など、自分に合った制限時間で行っていきましょう。
ジャーナリングの書く内容の例
書く内容はあれこれ考えず、頭に浮かんだことを自由に書き出します。
例えば、
・起床時...眠りの質や体調の変化など
・就寝前...1日の出来事や感じたこと
というように、書く内容はポジティブ・ネガティブを問わず、浮かんだことを素直に書きましょう。途中で内容が変わっても構いません。
ジャーナリングのポイント
継続すること
ジャーナリングの効果を最大限に得るには、続けることが何より重要です。続けることで、自分の変化や気づきが得られます。
慣れないうちは続けるのが難しく感じるかもしれません。しかし、毎日1分でも続けていけると、徐々に慣れてくるはずです。時間の長さは気にせず、続けられるペースを見つけていきましょう。
自分の感情を素直に書く
ジャーナリングの主な目的は自己理解を深めること。そのためには、自分の思考や感情を、ありのままに素直に書き出すことが重要です。
悲しみや不安などの感情であっても、隠さずにそのまま書きましょう。マイナスの感情も認め、受け入れていくプロセスこそが、自己理解につながる一歩になります。