ユンホ(東方神起)はかわいい弟のような存在

――ハリュの魅力はズバリどこでしょう?

サンウ:華やかでもなく、どこにでもいるような近所のお兄さん的存在ですが、誰にもできない、彼にしか出来ないようなことができたということが、彼の魅力だと思います。

――中盤まではひとりの女性を献身的に愛していて、とても彼女に尽くしているように見えました。そんな彼の行動をもどかしく感じたりしましたか?

サンウ:僕自身は、恋に落ちると全部やってあげたいという気持ちになるので、彼の行動には十分共感できます!

――ハリュを演じている中で、監督の指示ではなく実際にクォン・サンウさんが提案して採用されたシーンなどありますか?

サンウ:僕は撮影前に監督へ積極的に演技の提案はあまりしません。僕が演技の要求をするというのは、監督という地位を無視するということになってしまうと思っているんです。作品の世界観も監督の中で考えられているものだと思いますし、僕は監督に「こうしましょう、ああしましょう」と意見は言わないタイプです。

まずは、僕が自分の感情で演技をして、それが監督に受け入れられたらそのままでいきます。監督から指示があった場合は、少しトーンを落としたり、描かれるべきハリュの演技をしています。

スエ  ©SBS
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――ダヘ役のスエさんとは現場ではどうでしたか? スエさんの演技は素晴らしかったですが、そちらもいかがでしたか?

サンウ:スエさんは、女優として一目置いている方だったので、ぜひ一緒にお仕事をしたいと思っていました。彼女の演技のおかげで、愛が深まるにつれて本当に恋愛をしているような感覚に陥って、ドキドキしながら演技をすることができました。

スエさんが悪女になる演技をしていく姿を見て、ハリュというキャラクターにいっそう感情移入ができましたし、ハリュが悲惨になっていくのを見て本当にかわいそうだな、嫌だなと感じることもできました。

ユンホ(東方神起)  ©SBS
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――ドフン役のユンホ(東方神起)さんの印象や、何かエピソードは?

ユンホさんのことを聞かれたらいつも答えているのですが、彼は韓国や日本でも最高のアーティストですよね。それなのに、ドラマの現場は待ち時間も多くていろいろ大変だったと思うんですけど、そういう姿を一度も見せたこともないんです。撮影中もとても礼儀正しくて、本当にかわいい弟のような存在でした。今でもずっと連絡を取り合っています。東方神起のカムバックステージがあった時に僕もそのステージを観たんですが、感動して激励のメッセージも送りました。歌手としてとても高い地位にいるのにあれほど謙虚で素直でいられる事が不思議だなと思うくらい、とても素敵な方ですね。

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