気に入っているシーンは、ホストバーで働いているとき

サンウ ©SBS
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――ハリュがダヘからもらいたいと思っていた愛はどんな愛だったと思いますか?

サンウ:愛というものは選択を間違えてしまうと終わってしまう気がするんです。ハリュは、ダヘの傍に自分がいてもいなくても関係ないと思っていて、でも彼女が破滅の道を辿るのだけは止めたいという気持ちがあったのだと思います。それがあったからこそ、ただ悪意だけに満ちた復讐劇ではなく、ダヘを元の夫の場所に戻そうとする復讐だったのだと思います。とても純愛だなと思いました。

――忙しいスケジュールの中で大変な場面も多かったかと思いますが、共演者とはどのような雰囲気でしたか?

サンウ:撮影が始まると忙しいので、なかなか俳優同士が交流できる時間がありませんでした。それがいつも残念ですが、多分共演者の方々も一緒だと思います。元気にしているかな、と気になることもありますが、現場では時間がないので、撮影の合間に話せませんでした。

現場はかなりハードなので、みんな疲れていて大変ですし、この作品は重く暗いシーンがあるので、撮影時間以外は現場を明るくする必要があると思っていたのですが、現場はとても良い雰囲気でした。監督も余裕があって優しい方でした。

それから、監督と同じくらい現場の雰囲気に大切なことは視聴率です(笑)。視聴率が悪いとやはり現場の元気がなくなってしまうこともあるのですが、『野王…』は視聴率が良かったのでいい気持ちで撮影できました(笑)。あとは、寒いのがとても大変でしたね。でもいい雰囲気で撮影できたので、みんなで寒さに耐えながら撮影することができました。

ユンホ(東方神起) ©SBS 
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――気に入っている場面はありますか?

サンウ:いくつかあります。まずはホストバーで働いているときです。叩かれて、お金を拾ってトイレの中で顔を洗うシーンも印象に残っています。大金を手に入れるために顧客の女性と寝ながら涙を流すシーンも気に入っています。その撮影のときは、前日徹夜をしていて撮影中眠くなってしまいそうで怖かったので、眠気を覚ますためにすごく努力したことを覚えています(笑)。

あとは、ハリュの双子の兄で弁護士のジェウンが、ヤンホン(イ・ジェユン扮)に殴られるシーンです。本当に殴られて鼻の骨が折れるのではないかと思うくらい痛かったんです。イ・ジェユンさんはこれまでこういう演技の経験がなかったようで、思いがけず当たってしまったそうです。すごく痛かったです(笑)。

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