ボーカリストとして、おどろきの進化!

今回のコンサートでは色々な場面でメンバーそれぞれの進化を感じました。まず稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人に強く感じたのは、“ボーカリストとしての進化”です。

近年SMAPのボーカル面を明らかに引っ張っているのが稲垣です。持ち前のエンジェルボイスに逞しさが加わり、アルバム『Mr.S』でも多数の楽曲に参加。またシングル『Yes we are』のソロパートはキャリア最高レベルの歌声を聴かせてくれます。さかいゆうによる極上の美メロも、稲垣の声で歌われるために書かれたのではないかと思うほどベストマッチ。ナマで聴いたらもうなんか溶けました……(昇天)。

またソロ曲『Dramatic Starlight』では、『掌の世界』も手がけた凛として時雨・TKとタッグを組んだ楽曲もさることながら、パフォーマーとしても新境地を開拓しています。あ、コントコーナーでもダントツでぶっ飛んでて最高でした。

 

草なぎは、TRICERATOPSの演奏をバックに新たに習得したギタープレイが聴ける『藍色のGANG』では凛々しい歌声を披露。でも実はさらに出色だったのが、こちらもさかいゆう作で稲垣とのデュエット曲『DaDaDaDa』でのノリノリすぎるボーカル。

80sディスコソウル調のキラッキラサウンドに乗る若干巻き舌気味のグルーヴィーな歌い回しが最高!ライブでもこの曲を本当に楽しそうに歌うんだよなあ、つよぽん。

SMAPとしてもありそうでなかったパーティーチューンは、コンサートでも魅力的なアクセントとなっています。この人の音楽的魅力はまだまだ奥に潜んでいるのかも……この日の彼にはそう思わされるポジティビティがありました。

 

ミュージカル出演を経た香取のボーカルは、今回いちばんの驚きでした。単純な歌唱力の成長というレベルではなく、彼はずっとこんなふうに歌をうたいたかったんじゃないかと思うほど、解き放たれた輝きを放っています。ラッパーSALU作詞のソロ曲『SKINAIRO』のラップも力の抜けぐあいが絶妙ですばらしい!

バラードもよいですが、『無我夢中のLIFE』の大サビや『ビートフルデイ』のソロパートなど、やろうと思えばノリで押しることもできるアッパーチューンでこそ、繊細かつダイナミックな歌声の進化をビシビシと感じることができます。