お妙さんのダークマターシーフードピラフ(パンデモ二ウム添え)1480円 ©空知英秋/集英社

創刊50週年を迎える「週刊少年ジャンプ」の軌跡をたどった原画展「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 -2000年代~、進化する最強雑誌の現在(いま)-」。

「週刊少年ジャンプ展 VOL.3」公式ビジュアル

同展覧会の会場となっている、森アーツセンター(六本木ヒルズ)では、展示会場に併設されたカフェで「JUMP 50th anniversary cafe」と称して「ジャンプ」の人気作品とのコラボメニューの数々が楽しむことができます。

「JUMP 50th anniversary cafe」のために用意された全10メニューの数々

今回はこのコラボメニューの試食取材を敢行。数あるメニューの中から、3つを実際に味わってみました。

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  • 「JUMP 50th anniversary cafe」のために用意された全10メニューの数々
  • 中央には式神たちの食べ物・パンデモ二ウムの恐ろしい顔が。これ、どうしても食べないといけませんか……(涙)
  • お妙さんのダークマターシーフードピラフ(パンデモ二ウム添え)1480円
  • 雄英高校ヒーロー科デザートプレート 1530円

試食その1・お妙さんの特製 真っ黒なダークマターシーフードピラフ

「ジャンプ」人気作品のコラボメニューということで、超楽しみ! 十分にお腹をすかせて食べるぞ! と意気込んだ記者の目の前に現れた第1品目は…

お妙さんのダークマターシーフードピラフ(パンデモ二ウム添え)1480円 ©空知英秋/集英社

………真っ黒です。

なんだよ、これ?

真っ黒な料理らしきものの正体は、『銀魂』のコラボメニュー。志村新八の姉のお妙さんこと志村妙の手料理を再現したものですが、なんともいえないドロドロな感じが怖い。作品中では、口にした者の身体に不調をきたす兵器として恐れられているお妙さんのダークマター。本当に食べて大丈夫なのか?

中央には式神たちの食べ物・パンデモ二ウムの恐ろしい顔が。これ、どうしても食べないといけませんか……(涙)? ©空知英秋/集英社

不安を覚えながら、「これを食べないと死ぬんだ…」と作品中の神楽のように暗示をかけつつ恐る恐るひと口食してみましたが………あれ、美味しいぞ?

真っ黒なダークマターの正体は卵。そう、お妙さんの得意(自称)な卵料理だったのですね。そして、漆黒の色の正体はイカスミ。

イカスミの味わいがプラスされたとろとろの卵とピラフを一緒に食すと、まさにイカスミ味のオムライスが口の中に広がって…うーん、コクがあってまろやか!

意外な味に驚き、そして、ホッとして食べすすめていくと、ピラフの中に赤いものが。「うわ、これなんだろう…」とまたも不安がよぎります。

©空知英秋/集英社

しかし、心配は無用でした。赤いものの正体はトマトソース。こちらもトマトの甘味と酸味がピラフに程よくマッチしています。ただし、このピラフ、若干ピリ辛なテイストも入っていて、ときおり口の中で辛味が暴れることがありました。辛いのが苦手な方はご注意を。

なお、パンデモニウムの顔がのっているのはエビ。見た目はともかく、近づいてみると食欲をそそる香りがしたので思いきって皮ごと食べてみましたが、香ばしさが口の中に広がり、パリパリしたエビの皮まで美味しくいただけました。いけるならば、皮ごといってしまうのがおすすめです!

というわけで、最初に見たときは一体何を食べさせられるのかと不安しかなかった『銀魂』コラボメニューでしたが、とろとろ卵とイカスミのピラフをとても美味しくいただいてしまいました。お妙さん、ありがとう!