ベテランも満足できる走りごたえあるコース

大会当日。スタート会場である葉山神社には、朝早くから大勢のランナーが集まっていました。受付を荷物預けを済ませたら、まもなくスタートです。

鳥居をくぐって山道へ!皆さんトレイルが大好きなんですね。笑顔で山へと入って行きました。ではどんなコースが待ち構えていたのかレポートしていきましょう。

いきなり現れた、走ることすらままならない急坂。石峰山の山頂まで一気に登っていきます。誰もが初めて走るコースというだけあり、周囲からは「これは凄いな」「まだ登るのか」と驚きの声も。

アップダウンはトレイルランニングの醍醐味ですが、スタート直後の急坂ということもあり、さすがに度肝を抜かれました。

本大会の最高点が、約12km地点にある硯上山山頂。標高は約520mとさほど高くありませんが、ここまで石峰山・明神山・釜谷峠と越えてきているので、脚には結構な疲労感があります。あいにくの天気で霧に包まれていましたが幻想的な雰囲気が感じられました。

硯上山を過ぎた場所にあるのが、本大会で唯一のエイドステーション。ドリンクや飲み物がたくさん用意されており、皆さん立ち止まってしばし休憩していました。遠くから拍手で迎えてくださり、スタッフの皆さまの温かさを感じます。はちみつ、おにぎりなど、ランナーにとって嬉しいエイド食ばかりです。

ある程度整備されながらも、しかし自然の素晴らしさが十分に感じられるコース。フカフカして走りやすい場所も多く、急勾配のキツさは別として、初心者でも走りやすかったのではないでしょうか。ただし途中から雨が降り始めると、足場はちょっと滑りやすくなりました。

スピードの出しすぎは危険ですが、木々の間をすり抜けて走るのは気持ちよくて爽快。葉っぱ雨を遮るので、天候の変化はさほど気になりません。特に20km以降はほぼ下り坂なので、ゴールを目指し夢中になって走りました。

きっと他のランナーも「もうすぐゴール!」とテンションを上げて駆け抜けたのではないでしょうか。