演劇に挑む女子高生たちの青春模様を描く『ひなこのーと』は、漫画雑誌『コミックキューン』で連載中の同名作をアニメ化した作品です。

『コミックキューン』は、これまでにも『パンでPeace!』と『にゃんこデイズ』という2本のアニメを送り出していますが、30分枠放映されるアニメ作品は、この『ひなこのーと』が初となります。

まさに、満を持してのアニメ化ということで、様々な面で見どころを有した作品です。音楽面でも劇中音楽を人気作曲家の橋本由香利さんが担当するなど、アニソン、劇伴ファンにとっても要注目な春アニメとなっています。

その音楽の中でも飛び抜けたインパクトを誇っている曲が、オープニング主題歌の『あ・え・い・う・え・お・あお!!』です。聴いた瞬間から、この曲が脳裏から離れず、頭の中で延々リピートしている方も多いハズ! 今回は、この曲の魅力に迫ります。

発声練習に早口言葉……言葉を駆使した"仕掛け"だらけの歌詞に注目!

『ひなこのーと』の出演声優陣が歌う『あ・え・い・う・え・お・あお!!』は、2017年の春アニメの中でもずば抜けて個性的な楽曲です。

この曲では、声優さんが各々の演じるキャラクターの心情を歌う"キャラソン"という形式が取られているのですが、歌に加えて台詞パートの比率が非常に多い曲となっています。しかも、その台詞部分がとてもハイテンポで、破壊力も非常に高いのです。

バックトラックは、メロディよりもリズムを重視した作りとなっており、そこに早口言葉や台詞の掛け合いが乗る構成は、ちょっとラップを思わせます。

実に、"アニソン"らしいジャンルレスでボーダレスな曲であり、この曲を無理やり既存の音楽ジャンルに当てはめるとするならば、一番近いのは、もしかしたら「ヒップホップ」なのではないか……? そんなことを思ってしまう程、「言葉」の印象がリスナーの耳に残る曲なのです。

発声練習や早口言葉を盛り込んだ(しかも、早口言葉に至っては「歌詞を噛む」というポップミュージックとして絶対にありえない仕掛けが盛り込まれています)リリックも「オリジナリティー」という概念をアッサリと突き抜けて、そのまま天高くへと飛んでいく、まさに"超個性派"な出来栄えです。そして、それらのギミックは、この曲の存在感を唯一無二のものへと仕立て上げています。

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