今すぐできる!目を守る簡単ケア

山田先生:角膜の傷を防ぐには、涙と目の機能を正常化する役割がある点眼薬を使うことが有効です。

ですが、適正回数以上点眼したり、目の状態にあっていない商品を選んでしまうと、かえって症状を悪化しまう可能性があります。

『コロナ禍の点眼薬使用実態調査』では4人に1人が、一般的な点眼の適正回数である1日5~6回を上回る、7回以上行っていることが分かっています。

用法容量以上に点眼しすぎると涙の層が破壊され、角膜を傷つける恐れがありますので、適正回数はきちんと守りましょう。量も1滴で十分ですので、一度に何滴もさす必要はありません。

また、市販品の約73%が防腐剤入りの点眼薬(※主要99銘柄)ですが、この防腐剤は、角膜に傷がない状態で使用する分には問題はありません。

ただし、角膜に傷がある場合、防腐剤が与えるリスクは、多くの人に認知されていない状態にあります。

目に優しい防腐剤無添加の、角膜修復効果があるものがおすすめです。

VDT作業(パソコン作業など)中の工夫

・目線を下げる
・エアコンの風が直接顔や目に当たらないようにする
・加湿器などを使う
・1時間作業したら5分休む

リラックスして涙が出やすいようにする

・入浴
・軽いストレッチ

点眼薬を使う

・適正回数をきちんと守る

大切な目を守るために、ぜひ参考にしてください。

【監修】

※東邦大学医療センター 大森病院眼科 教授 診察部長
堀 裕一先生

※ 杏林大学医学部 眼科学 教授 日本角膜学会 理事長 日本コンタクトレンズ学会 理事
山田昌和先生

広告・TV衣装を中心に活動するスタイリスト・ライター。パーソナルスタイリストを日本に普及した第一人者であり、サタデープラス、ズームインサタデー等、NHK、日本テレビ、TBS等TV番組出演・監修多数。長男の受験を機に、執筆業に重きを置く。ウレぴあ総研では、ファッションの枠を超えて、2児のママならではのリアル情報・食・旅をお届けしています。@kunie_11