長年夫や妻と一緒にいると、トキメキはなくなり、お互いに対する甘えから気遣いが薄れ、興味・関心がなくなり、だんだんと関係性がマンネリしていってしまう……。
そんな状態を「倦怠期」と言います。
結婚して何年も一緒に過ごしている夫婦であれば、倦怠期が訪れることも一度や二度ではないかもしれません。でも、倦怠期を放っておくとお互い無関心になり、そのうち共に過ごすのも苦痛になると、離婚に至る可能性も。
一番身近な家族である夫に嫌悪感を感じながら日々の生活を送っていたら、楽しくありませんよね。
人生100年時代、夫婦二人で過ごす老後は想像以上に長いかもしれません。できれば、いつまでも仲の良いまま老後を迎えて、末永くハッピーに過ごしたいもの。
今回は、夫婦間のマンネリを打破し、倦怠期を乗り越える方法をご紹介します。どれも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
夫婦のマンネリ打破!「倦怠期」を乗り越える簡単な方法
1:夫婦共通の大きな目標を立てる
チームが仲良くなるとき、そこには共有できる目標があるもの。学生時代、文化祭や体育祭を成功させるという目標に向かってクラスが団結しましたよね。
人と人が同じ夢に向かって走っているとき、仲がぐっと縮まるということは多いと思います。
例えば夫婦でも、子どもが生まれると、子どもに関する話題が尽きないのに、子どもが巣立ってしまうと共通の話題がなくなって倦怠期に……というパターンもあります。
ふだんから会話が多い夫婦は仲がいいといいます。会話するには、共通の趣味や話題があるといいですよね。もし会話もなく、マンネリを感じているのなら、夫婦で何か大きな目標を立ててみるのがおすすめです。
夢のマイホームを持つ、結婚◯周年に向けてお金を貯めて海外旅行に行くなど、すぐには叶えられないような長期的な目標を立てることで、そこに至るまでの会話も増え、同じ目標に向かって進むチームとしての絆も生まれます。
筆者の家では、保険の見直しや投資の検討など、老後や子どもの教育資金のための家計の整理を一緒にすることで、会話が増えて将来の目標も見えました。苦手な部分を夫がやってくれると頼りになると感じますし、尊敬の気持ちも生まれて良い効果があります。
家族もチームです。大きな目標設定で、夫婦という小さなチームが一丸となってがんばることで、きっと仲が深まるはず。
2:夫と最も仲が良かったときに一緒にやったことを思い出す
倦怠期を迎えている夫婦でも、新婚のときなど、ラブラブな時期はありましたよね。もう昔すぎて覚えていない…なんて言わずに、そのときの気持ちを思い出してみるのも、ベタですが効果があるかもしれません。
初デートの思い出の場所を二人で訪れてみたり、夫婦になる前、付き合っている頃によく一緒にやっていて楽しかったことを思い出してやってみたり。そのころのアルバムを見てみてもいいかもしれません。
出会い、もしくは付き合うきっかけになった場所を訪れてみるのも、甘酸っぱい気持ちになれそうです。
夫の反応が芳しくないと、「あの頃はよかったのに、今は…」と逆効果にもなりかねませんが、夫も同じ気持ちを思い出してくれたら、良い方向に転がるかもしれません。
期待しすぎず、軽い気持ちで試してみてください。