3:二人だけで外食やデートをする

結婚すると、一般的に恋人時代のような甘い雰囲気はなくなり、家族という感覚が強くなりますよね。一緒にいるのが当たり前になり、安心感はありますが、付き合い当初のトキメキやドキドキは一体…と、遠い目をしてしまうことも。

そんなふうにお互いに慣れてしまい、刺激がなくなっているからこそ、たとえば非日常空間を感じられるホテルや高級レストランを予約して、たまには二人きりで外食やデートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

特に子どもがいると、まずそういう機会から遠ざかりがち。預け先を見つけて、たまには二人きりになれる時間を捻出してみることも大事です。強制的に「恋人」のような状況を作ることで、当時の気持ちを思い出したり、ちょっと新鮮な気持ちになれることも。

まずは、ふだん忘れてしまいがちな記念日や誕生日などに、そういう機会を作ってみるのがおすすめです。こういうことは男性から……と待っていたりせず、自ら行動を起こしてみるといいですよ。

そしてデートの時間が作れたら、ふだんはしないようなおしゃれをしたり、パートナーにもドレスコードを指定したりして、若い頃にはできなかったようなちょっぴり大人なデートを楽しんでみてください。

たとえ恋人時代には戻れなくても、今の関係もいいな、と思い直せるかもしれません。

4:感謝の気持ちや相手のいいところを伝える

長い付き合いになってくると、相手のイヤなところやダメなところばかり目につきがち。つい、いいところを褒めるよりも、ダメなところを指摘することが増えていませんか?

お互いにそうだと、不満ばかりで仲良くなれるはずがありませんよね。

相手に勝手に期待しすぎて、期待通りにならないとイラッとする…というのも夫婦ではままあることだと思いますが、あまりポジティブな結果は生みません。

長い付き合いだからこそ、ダメなところも目につくけれど、いいところも知っているはず。まずは、こちらから歩み寄って、相手のいいところを褒めてみてはいかがでしょうか。

いきなり褒めるのは不自然だしハードルが高いという場合は、「お互いに相手のいいところを挙げていく」「なくなったら負け」とゲームのようにしてみるといいかも。

意外にそういうことを考えていたんだ、という発見もあるかもしれません。

そして、「いいところを挙げる」のが難しければ、ひとまず普段から小さいことでも「ありがとう」を言うだけでもOK。

「ありがとう」や「ごめんなさい」はもちろん、「ただいま」や「お帰りなさい」などの挨拶は、人づきあいの基本ながら家族となるとおろそかにしがち。まずは基本を思い出すところから始めてみましょう。

5:一人になれる時間を作る

相手に向き合うばかりが解決方法ではありません。

コロナ禍により、夫婦ともに自宅時間が増えて、顔を突き合わせる時間が増えた家庭も多いかと思いますが、そうするとふだんよりもささいなことが目についてケンカが増えたりすることも。

距離が近すぎると、どうしても摩擦が生まれやすいものです。人間関係には適度な距離感も必要ですよね。

ずっと一緒にいすぎることが原因でストレスがたまっているような状態なら、意識的に一人になる時間も作ってみてください。子どもが小さいと外出もままならないかもしれませんが、一時保育やシッターサービスを利用すれば1~2時間は捻出できるはず。

少しの時間でも完全に一人になって、カフェなどちょっと日常とは違う空間に身を置いてみたり、ある程度時間がとれるならプチ旅行してみたりすることで、リフレッシュできて気分が変わります。

そうして自分に余裕ができると、家族にも優しくできるもの。定期的にガス抜きして、家族であっても適度な距離感で付き合っていくというのもひとつの手です。

夫婦生活は、離婚をしない限りは基本的に死ぬまで続くものです。仲良く老後を迎えて共に余生を過ごすのか、あるいは嫌悪感すら感じる相手とずっと同じ家にい続けるのか…。どうせ一緒に暮らすのなら、前者のほうが楽しい人生を送れそうですよね。

最近、倦怠期かもしれないと感じる方は、今回ご紹介したような方法を試して、より良い夫婦関係を築けるように行動してみてくださいね。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。