「別れた元カノは、出会ったときに会社でパワハラを受けて落ち込んでいて、それを必死に励ましたのが交際のきっかけでした。

俺も会社員で嫌な上司や同僚はいるし、真面目に仕事をしている彼女に好感を持ったんですよね。

俺のほうから告白して付き合いはじめて、彼女は少しずつ元気になっていきました。

彼女は転職して以前よりいい環境にいたのですが、何かあると前と同じように俺を頼ることが多くて。

『つらい』

『何で私ばっかり』

と泣く彼女を見ると放っておけないし、一緒に会社の人について怒ることをしていたら、どんどん依存が深くなっていきました。

付き合いは5年近くになっていて、今さら別れることも考えられなくて、たぶんずっと我慢していたのだと思います。

でも、友人たちから

『自立できないのはお前のせいでもあるし、彼女のほうもおかしいよ。

結婚してもそんな人とちゃんと生活できるの?』

とはっきり言われ、幸せな結婚生活が想像できなくて、別れてほしいと切り出しました。

彼女にはやっぱり泣かれたけど、俺を責めるばかりで反省しない姿を見ていたら、本当に終わりだなと思いましたね」(37歳/公務員)

恋人関係であっても、片方がもたれかかるばかりなのは悪い依存です。

お付き合いは対等で、支え合うのがポジティブな状態のはず。

弱い自分を当たり前にする恋人では、結婚しても自分の負担が大きいのがわかります。

長い付き合いでも、別れないと自分がダメになる、というケースもあるのですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line