「長い付き合いの女友達がいて、ひとり暮らしの俺の部屋に来て料理を作ってくれたり軽く掃除してくれたり、周りからはよく恋人同士と勘違いされていました。
恋愛感情がないわけじゃないけど、今は恋愛より仕事に没頭したくて、感謝はするけど絶対に一線は超えないし、余計な期待もさせないように気を使っていたつもりです。
その子のほうも俺が好きな仕事を頑張っていることは知っていたし、そのうち離れていくだろうなと思っていました。
でも、あるとき俺が風邪をひいて寝込んでしまい、その子がやっぱりかいがいしく世話をしてくれて。
ありがたいし助かるけど、『彼女じゃないし、そこまでしてくれなくてもいいよ』と何度もお礼を言って帰ってもらいました。
すると、次の日も連絡なしでいきなりやって来て、また洗濯とか食事の用意とかしようとするんですよね。
『昨日も言ったけど、友達にそこまでしてもらうのは申し訳ないから』と伝えたら『私は好きだからいいの!』と返されて、そこから告白タイムというか、いかに自分たちの相性がいいか話がはじまりました。
正直、体がつらいからちゃんと聞けないし、今は勘弁してほしい……が本音でしたね。
結局、俺が好きと言わないことに業を煮やしてその子は帰っていって、それから距離を置くようになりました」(37歳/コンサルタント)
男性の気遣いを無視して部屋に居座るような女性では、お互いに好意があってもうまくいきません。
女性を大事にしたいからこそ線を引いておきたいのに、「自分はOK」で言動を受け入れるよう求めても、男性のほうは心の準備ができていませんよね。
押しの強さは長所でもありますが、相手の状態を尊重することを忘れずにいましょう。