「会社と家の往復で出会いがなく、マッチングアプリは相手に気を使うばかりで疲れてしまい、はじめて友人たちに『もし私でもいいって人がいたら紹介してほしい』とお願いしました。

私自身は特に私生活で問題を抱えているわけじゃないし、いたって普通の女だと自覚しています。

あるとき、既婚の友人がひとりの男性を紹介してくれることになったのですが、『33歳だけど今まで恋愛経験がなくて、社交的でもないから大変かも。それでも性格は穏やかでいい人だから、会うだけ会ってみる?』と言われました。

恋愛経験がないならリードは期待できないけど、まずは気楽なつながりからはじめてみようと思い、その友人を含めた3人で食事をすることに。

友人が居酒屋の個室を予約してくれて、当日は緊張しながら向かったけれど、びっくりしたのはその男性があまりにも受け身なこと。

ファッションや外見は普通ですが、促されないと店にも入らず、席に座ってもドリンクをこちらに聞く様子もなくじっとしていて、会話ももちろん友人が引っ張っていましたね。

何よりイヤだったのが私の目を見ず話すことで、誰に向かって言っているのかわからないような発言ばかりでうんざりでした。

友人は慣れているのか『もっとはっきりしなさいよ!』と笑いながら男性の肩を叩いたりしていたけど、私は無理でしたね……。

お開きになってすぐ友人にはお断りの連絡をして、わざわざ動いてくれて本当に感謝しているけど、もう少しコミュニケーションのとれる男性じゃないと難しいと気持ちを伝えました。

紹介は出会いのチャンスではあるけど、本当に相手によりますね……」(34歳/総務)

男性の受け身な姿に友人は慣れていても、こちらにとっては主体性のなさばかりが強調されますよね。

受け身ばかりではなく、気が利かない、人とまともにコミュニケーションをとれない姿は、「どうしてこの人を紹介したいの!?」と疑問に思うほど。

友人とその男性のつながりではなく、自分とその男性の相性を、まずは考えてほしいと思います。