普段、職場での上司や同僚とのコミュニケーションを取るとき、どんなことを意識していますか。実は、相手を「ほめる」ことで、相手との関係がグンと良くなることもあるのです。
そこで今回は、ブランディングコミュニケーションデザイナーの井上敬一さんに、「職場で好かれるほめ方」を伺いました。
相手をほめるメリットは?
ほめるというと、ちょっと気恥ずかしく感じるかもしれません。でも、ほめることは、ただ相手をおだてるだけでなく、ちゃんとした意味があるのだそうです。
井上敬一さん(以下、井上)「ほめることは相手を認めることです。ですから、少しでも相手のことをいいなと感じたら『かっこいい』『すごい』『かわいい』などと、積極的にほめましょう」
井上さんによると、職場で相手をほめると次のようなメリットが得られるといいます。
井上「相手をほめると、自分が相手からも認められ、好かれ、選ばれるようになります。人は、自分を認めてくれた相手を自分も認めようと思う傾向があるため、ほめるのがうまい、つまり認め上手の人ほど、相手に好きになってもらえるので人気を獲得できます」
職場でほめてみよう!
なんだか今すぐ誰かをほめたくなってきましたよね。井上さんによると、ほめ方にもコツがあるといいます。
井上「ただなんとなくほめるより、ポイントを意識したほうがより相手に喜んでもらえます。実は、相手の性別によって、ほめられて嬉しいポイントは異なるのです」
男性をほめるとき
男性はたいてい「男らしさ」をほめられると喜ぶ。「やんちゃ」「強い」「大胆」などの要素を見つけてそこをほめるのがポイント。
<例>「高橋さんってやんちゃだったんですね。なるほど!だから今でもパワフルで威厳があるんですね」
女性をほめるとき
女性は「女性らしさ」を感じられるところをほめると喜ぶ。「やさしさ」「かわいさ」「癒し」などの要素を見つけてそこをほめるのがポイント。
しぐさやポーズにも女性らしさはよく表れるので、そこに注目してみるとほめるところが見つかりやすい。
<例>「田中先輩っていつも笑顔が素敵ですよね。本当に癒されます!」