「身長が低くイケメンとは決して言えない今の彼氏ですが、一途で優しいし嘘はつかないし、仕事は真面目だし浪費癖もなく、私には最高の人です。
趣味のサークルで知り合ったのですが、いつも自分のことを『非モテだし』『女性からは敬遠されるタイプだし』と卑下することが多く、でも私が困っているときはすぐ駆けつけてくれるし私が好きそうなものをいろいろ教えてくれるし、見た目よりそんな姿に惹かれました。
私からお茶に誘うと必ずOKをくれるけど、『僕で本当に大丈夫?』とやっぱりオドオドしていて落ち着きがなく、正直に言えばストレスを感じるときもありました。
それでも、古くからある小さなカフェとか居酒屋の個室とか、周りの目を気にしないでいい空間では表情が柔らかくなるんですよね。
そういうタイミングでお互いのことを話すと、盛り上がるし楽しいし『あなたは自分の外見とかすごく気にするけど、私はそんなことどうでもいいや』とつい出たときに、彼がハッとしたように『ありがとう』と返してくれました。
それから、彼が服や持ち物を新しくしはじめて、『あなたが好きそうなお店があるけど、一緒に行かない?』と誘ってくれるようになって、いつの間にか私が引っ張られる側になっていました。
ある日、食事の帰り道で『あなたといると自分を好きになれる。どうか付き合ってほしい』と真っ直ぐに言われて、OKしました。
私だって自分について悪い思い込みはあるけど、それを話したときに『あなたの良さは○○だし、それは考えなくていい』ときっぱり言ってくれるところとか、本当に好きだなと思います。
恋愛経験があるかないかより、お互いのことをどれだけまっすぐ見ることができるか、が大事だなと感じています」(31歳/総務)
この人といると、自信を持てるし楽しい自分を受け入れることができる。そんな気持ちは、まっすぐに人を愛する勇気をくれますよね。
恋愛経験が少ないとコンプレックスばかりが深くなりがちですが、思い込みが消えるのは対等な目線を持てるから。
相手と真摯にかかわろうとする姿こそ、確かな愛情を育てるのだと実感します。