「2012年のヴィジュアル系を振り返る」第2回のゲストは高円寺の北口にあるBAR「grand-guignol(グランギニョール)」マスター・だぃたさん。90年代からライブハウスに通い、数々の伝説バンドの生き証人であると同時に、いまの若手インディーズシーンにも精通しているという仙人みたいな人です。約20年、お客さんという立場でシーンを見ている彼にとって、2012年のヴィジュアル系シーンはどうだったのでしょうか?

――昨年のヴィジュアル系シーンを振り返って、なにか印象に残ったことはありますか?

だぃた:結成して2年くらいの若手インディーズバンドが、伸びた印象が強いですね。MEJIBRAYDIAURA、あとLIPHLICHとか。みんな結成して1年くらいでフルアルバムを出していて、しかもクオリティが高い。

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――たしかにいま挙げたバンドは皆さんここ1年2年の間にフルアルバム出してますもんね。

だぃた:そうなんですよ。少し前までだとシングルや無料配布を乱発するバンドが多かったと思うんですけど、最近はフルアルバムを出す若手バンドが多 いのかなって。マイナーなバンドでも結成1年くらいでフルアルバム出す子も多いから、そういう流れになってるのかもしれないですよね。

 

DIAURA



LIPHLICH


MEJIBRAY