2013年は新たなアニメイヤーに! ベテランと新人が揃い踏むアニメ作

巨匠・宮崎駿と高畑勲の両作が並ぶジブリのほか、新海誠の新作など話題作が集中!”エヴァ”で盛り上がった2012年に続き、2013年もアニメが熱い。

 

(C)中村 光・講談社/SYM 製作委員会
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『聖☆おにいさん』5月10日(金)公開

歴史上最強の“聖”コンビが東京郊外に降臨!

コミックの累計発行部数が800万部を突破した中村光の人気コミックがついにアニメーション映画化。世紀末を無事に乗り越え、東京の立川のアパートをシェアしながら気ままなバカンスを過ごすブッダとイエスの日々をコミカルに描く。映画だけでなく舞台でも活躍する森山未來がイエスの声を、音楽活動でも人気を博す星野源がブッダの声を務める。

 


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 ハル』6月8日(土)公開

 

近未来の京都を舞台にした人とロボットのラブ・ストーリー

『別冊マーガレット』(集英社)で年代問わず女子の絶大な支持を得る漫画家・咲坂伊緒原作の映画化。ハルとくるみの幸せな日常は、飛行機事故で突如終わりをつげた。けんか別れのまま、最愛のハルを失い、生きる力も失ってしまったくるみ。彼女の笑顔をとりもどすため、ヒト型ロボットのQ01キューイチは、ハルそっくりのロボハルとしてくるみと暮らすことになる……。監督は『四畳半神話体系』、『ギルティクラウン』で各話絵コンテ、演出を務め圧倒的なクオリティの映像を作り上げた牧原亮太郎。プロダクション I.Gから独立した「WIT STUDIO」が送る、初の劇場中編アニメーション作品。

 

(C)2013二馬力・GNDHDDTK
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風立ちぬ』『かぐや姫の物語』夏公開
宮崎駿と高畑勲、ジブリの2大巨匠の新作が今夏、同日公開!

満を持して5年ぶりに、宮崎駿監督の最新作『風立ちぬ』が来年夏に公開。模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」で宮崎駿自身が2009年4月号~2010年1月号に連載していたマンガが原作、実在のゼロ戦設計者・堀越二郎と結核の美少女を描いた物語となる。『かぐや姫の物語』も高畑勲監督の『ホーホケキョとなりの山田くん』以来実に約14年ぶりとなる監督作で、2005年から足かけ8年ほどかけて準備していたもの。ジブリの鈴木敏夫プロデューサーいわく、「かぐや姫の身に何が起こったのか、何を思ったのか。それをちゃんと描くことで、ちゃんと(長編)映画になる」とのこと。両監督が顔をそろえるのは、1998年の『火垂るの墓』(高畑監督)と『となりのトトロ』(宮崎監督)の2本立て興行以来15年ぶりで、スタジオジブリが長編映画を2作同日公開するのは初めて。

 

(C)SUNRISE/T&B MOVIE PARTNERS
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 劇場版 TIGER&BUNNY-The Rising-』秋公開

ヒーロー・コンビの奔走、再び!

『機動戦士ガンダム』でおなじみのサンライズの製作による人気アニメの劇場版シリーズ第2弾。“NEXT”と呼ばれる超能力者と普通の人間が共存する未来都市シュテルンビルトを舞台に、治安を守るヒーローたちの新たな冒険のドラマが繰り広げられる。主人公のヒーロー・コンビの息の合った活躍ぶりはもちろん、未来世界の緻密な設定も見どころ。

 

 

言の葉の庭』2013年公開

誰かをせつなく希求する、”孤悲(こひ)”の物語

『秒速5センチメートル』、『星を追う子ども』などの劇場アニメーションを手がけてきた新海誠監督の最新作。監督は作品について、「初めて「恋」の物語を作っている。すくなくとも自分の過去作では描いてこなかった感情を、本作ではアニメーション映画の中に込めたいと思っている」、「舞台は現代だが、描くのはそのような恋───愛に至る以前の、孤独に誰かを希求するしかない感情の物語だ」と言及。「すくなくとも"孤悲"を抱えている(いた)人を力づけることが叶うような作品を目指している」と作品にかける想いを綴っている。

ぴあ Movie Special 2012-2013 絶賛発売中! 

2011年7月に惜しまれつつ休刊した雑誌「ぴあ」が映画特別号として年末に復活!2012年の映画界振り返りはもちろん、2013年の展望もたっぷり!“映画”だけではなく“映画をとりまくエンタメ”も含めた幅広い情報をお届けします!

【CONTENTS】

●巻頭インタビュー
2012年→2013年を駆け抜ける男たち 阿部寛/松坂桃李/伊藤英明

●巻頭特集:2013年映画界、最速事件簿!
2013年の映画界の気になるニュースや最新のトレンドを先取り&展望する大特集

・インタビュー:星野源/小栗旬/オードリー若林/他・『スター・ウォーズ』、ディズニー帝国へ!
・ハリウッドとアジアが接近遭遇!・ブルース・ウィリスら、スターたちの飽くなき挑戦・アカデミー賞最新情報・『ドラゴンボールZ』新作映画のウラ側・映画は地方からやってくる!・今、巨匠たちへオマージュを贈るワケ    etc.

●SPECIAL FEATURE:『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
本年度アカデミー賞の有力候補と目される、名匠アン・リー監督の3D大作が登場!

●必見特集 “百獣の王を目指す男”武井壮に100の質問!

●歳末振り返り特集 PLAYBACK MOVIE2012 2012年の映画界ぜんぶまとめます!

●お役立ち企画 2012年→2013年お正月、どれ観る?

●3大保存版カタログ 合計1030本の映画情報を凝縮!
・<小冊子>2013年の観たい映画、全170本カタログ!
・お正月映画全100本紹介&上映スケジュール表
・映画チラシ760枚で振り返る2012年

●懐かし企画 はみだしYOUとPIA 2012

●特別付録 ぴあ及川正通表紙ポストカード復刻版

【購入はコチラ!】
ぴあBOOK SHOP[https://piabook.com/shop/g/g9784835621616/]
ぴあ映画生活[https://cinema.pia.co.jp/moviespecial/]

(c)「ほとりの朔子」製作委員会 (C)2013「舟を編む」製作委員会 (C)2013二馬力・GNDHDDTK (C)中村 光・講談社/SYM 製作委員会 (C)2013「東京家族」製作委員会 (C)2013「箱入り息子の恋」製作委員会 (C)2013フジテレビジョン
 

わたなべ・みお ライター。マンガ・アニメ・映画などを中心に、雑誌や書籍で執筆。映画の宣伝ライティングも務める。近著に、『このマンガがすごい! 2012』(宝島社/共著)。主な著書に、『プロジェクトTHE LAST MESSAGE 海猿』『ROOKIES-卒業-~軌跡 完全シナリオ&ドキュメントブック』(共にぴあ)など。