「付き合ってあげている」

「付き合ってあげているんだからな」といった、上から目線の発言はかなり要注意です。

本来交際というものは、お互いに好意を抱いて成立する関係。つまり、交際という関係において、上下の立場は存在しません。

しかし、精神的DV予備軍の男性は、自分の立場を優位にしたいという意識が強く、日頃から発言が上から目線です。

とくに、女性の自尊心を下げるような「仕方なく付き合ってあげている」といった発言が少なくありません。

やたらと落とす発言が多いな…と感じる場合は、精神的DV予備軍の可能性が高いことを頭に入れておきましょう。

「○○してくれないと別れるから」

「5分以内にLINEの返事をしないと別れる」「男の連絡先を消さないと別れる」など、何かと脅しのような発言で女性を縛る男性がいますが、これも精神的DV予備軍にありがちです。

女性にとって避けたい事実である「破局」をちらつかせては、コントロールしようとするのが特徴。別れたくない女性としては、違和感を覚えながらもついつい従ってしまうケースが少なくありません。

次第に男性側の無理なペースについていかなければならなくなり、辛い交際関係となることが多いです。

別れたくないという気持ちを抱くのは当然のことですが、一度お互いの関係性について冷静に振り返ってみる必要があるかもしれません。

「俺が悪かった、別れないで」

精神的DV予備軍の男性の発言としては、意外に感じるかもしれませんが「俺が悪かった」「別れないで」など、たまに弱い一面を見せることがあります。DV予備軍というと、高圧的なイメージがありますし、上記で触れた発言を見ても攻撃的な人間性を感じるかもしれません。

しかし、いざ彼女が関係に見切りをつけようとすると、素直に謝罪したり、健気に引き止めようとしたりします。精神的DVの予備軍の男性は、もともと「精神的に不安定」「心が弱い」などの意外な特徴があります。

自分に自信がないことが、高圧的な発言や攻撃的な発言に繋がっているとも言えるのです。

そのため、「私の彼氏は素直に謝れる」「時にはきちんと反省してくれる」といった油断は禁物。普段の発言と照らし合わせたうえで、真意を突き止める必要があります。

今回は精神的DV予備軍の男性にありがちな発言をご紹介しました。

「DV」と言えば、直接的な暴力をふるうイメージがありますが、目には見えない暴力も該当します。そのうえ、精神的なDVは肉体的なDVとは異なり、痛みに気がつきにくいもの。

また、周囲も異変を察知しにくく、DVの事実が明るみにならないこともあります。

彼氏との関係性に悩んでいる女性や、男性の発言に違和感を覚える方は、今回ご紹介した内容と照らし合わせながら、相手が精神的DV予備軍ではないか、見極めたほうがいいかもしれません。