ご飯を残すのにデザートをせがむ子ども。対応に悩むママ
こちらも非常にあるあるな悩みです。ご飯を残しているくせに、「デザートちょうだい!」と堂々とねだってくる子供。王様か。
う~ん、どうしたものか……悩みますよね。さまざまな選択肢があると思いますが、筆者宅の場合は「ご飯を残したらデザートはなし」というルールです。
ただ、あまりにご飯を食べていない場合、夜なら寝るだけなのでともかく、朝や昼の場合そのあとの活動に差し障るので「お菓子じゃなくて、ヨーグルトやフルーツだったら、栄養補給の意味であげてもいいかな……?」とルールに例外を作ってしまいがち。家庭によってルールも正解もさまざまだと思うので、本当に悩みどころですよね。
さよたんていの回答は、こちらもまた具体的!
そもそもごはんを食べきれるように「ごはんの量を減らす」。そして、減らした上でちゃんと食べ切れたら「食べおわったら笑顔でこれを見せてください。“デザートまだ食べられるかチャレンジ!”」。
……なるほど!と膝を打ってしまいました(笑)。「まだ食べられるかチャレンジ!」と言われることで子どもの競争心や挑戦したい意欲に火をつけるという、なんとも食卓が楽しくなりそうなアイデアに、目からウロコです。
「ごはん残してるよ! ちゃんと食べて!」「ごはん食べられなかったらデザートはナシだからね!」とずっとプリプリしているママに監視されながら食べるよりも、家族との食事が楽しい記憶になりそうな声かけだなと感じました。
家族で食卓を囲んでごはんを食べる風景は、大人になってから思い出すとき、楽しかった思い出として刻まれていてほしいですよね。
食事の時間が楽しくなれば、きっと自然と食べることも楽しいと思えるはず。そうして、残さなくなってくれたらうれしいですね。
我が家の食事は、子どもにとって楽しい時間になっているかな? と、さよたんていの回答で、いろいろと振り返って考えさせられてしまいました。
そして、魚のイラストとともに添えられた「それかデザートもまたごはんにしたら?」というコメントにも、クスリと笑ってしまいますよね。確かに、保育園のおやつなどは、お菓子ではなくて「補食」として、お好み焼きやおにぎりなどの軽食を出しているし……デザートもそういう位置づけでいいのかも(笑)。
さよたんていは実際に子どもだからこそ、ママたちの悩みに対して子ども側からの目線で具体的かつ視点を変えてくれる答えが出せるのかもしれませんね。それにしても、小学生にしてそれをきちんと言語化できるのがスゴイところ。探偵たるゆえんかもしれません。
さよたんていの回答がもっと見てみたい!という方は、ぜひ9月10日発売の「さよたんていのおなやみ相談室」を手に取ってみて。これまでに寄せられたお悩みが、「家族や人間関係」「恋愛」「職場や仕事」「日々の生活」「その他」というジャンル別に分かれて掲載されているので、とっても読みやすいですよ。
親子や夫婦も含め、人間関係のお悩みは普遍的なものも多く、きっと自分の悩みとリンクする部分があるはず。さよたんていの回答に、ふっと心が軽くなるかもしれません。
書籍概要
「さよたんていのおなやみ相談室」
著者:さよたんてい 発売日:2021年9月10日(金)価格:本体1345円+税 造本体裁:四六判 256ページ