「単身赴任でこちらに来た上司を好きになり、奥さんがいないのをいいことにアタックし続けて不倫に持ち込んだことがあります。

でも、いざ肉体関係を持ってお付き合いがはじまったら、最初はおどおどと私に流されるままだった上司が上から目線で命令することが増え、想像していた楽しい時間を過ごせなかったんですよね。

まさに『付き合ってやっている』という感じで、あっちのほうも奉仕させられる一方なのですぐに嫌気がさし、三ヶ月で別れました。

別れたいと言ったときは『あ、そう。別にいいけど』とふんぞり返っていた彼でしたが、いざ終わってからは会社で馴れ馴れしく話しかけてきたりLINEをブロックしたことを『寂しいな』と言ってきたり、未練ありありなのはすぐにわかりましたね。

不倫していた頃と違う彼の姿はちょっと新鮮で、残業しているときにこっそり缶コーヒーを差し入れしてくれるとか、ドキッとすることもありました。

“前と変わったのかな”と思い、誘われては断っていた食事をあるときOKしたのですが、会社の外で久しぶりにふたりきりになると

『やっぱり俺を忘れることなんてできないだろ』

とまた謎の勘違い発言が飛び出してきて、“この人はやっぱりダメだな”と一気に萎えました。

食事は彼のおごりでしたが、帰宅してから『実は新しい彼ができて、その報告をしたかったんだけどタイミングがなかった』とLINEし、それからは会社で会っても挨拶だけで無視しています。

彼氏ができたのは嘘ですが、不倫相手を下に見る既婚男性とか本当に無理だし、不倫なんてしなければよかったと改めて反省しました……」(32歳/総務)

女性のほうから言い寄られ、おかしな方向に自信を持つ既婚男性もいます。

不倫そのものが人の道から外れた関係なら、付き合って“あげている”のではなくふたりとも同じ穴のムジナです。

こんな勘違い男は遠ざけて正解、不倫を後悔する気持ちがあれば、次は独身男性と幸せな恋愛をつかめるはずです。