「仲のよかったC子と距離を置いたのは、不倫について罪悪感を持っていないとわかってから。

結婚した元彼に未練があるのはずっと聞いていましたが、『同窓会に無理やり誘い出してホテルに行った』と普通に話すのでびっくりしました。

『大丈夫なの? 不倫って、バレたら慰謝料とか払うんでしょ?』とおそるおそる聞いたら『バレなきゃ大丈夫でしょ』とまったく気にしていないんです。

元彼のことも『別に不倫でいい、特に結婚したいわけじゃないし』と、本当に自分のことしか考えていないんだな……と思って。

気軽に誘えてご飯を食べるお店もすぐに決まるC子の決断力みたいなところが好きでしたが、怖くなったのは私には付き合っている彼氏がいることで、私の彼氏にもちょっかいを出すかもしれないと不安になりました。

彼氏とのベッドの話などもよく聞きたがるし、不倫に罪悪感がない様子を見ると正直信用できません。

C子の不倫の話を聞きながら私と彼氏の情報はなるべく言わないようにしていますが、こんな警戒心を持ってまで付き合う相手を友達とは呼べない気がしています……」(29歳/事務)

フットワークが軽く気軽に遊びに行けることと、人のものを自分の都合でためらいなく奪えることはきっぱりと分けて考えるべきです。

自分の彼氏にも手を出すかも、という不安は当然で、出かけやすい友人でも信用するかどうかは別の話。

恋愛についての倫理観が合わないことは、友達付き合いにも影響するのですね。

「それ以外の話ができるときのみ会う」ような窮屈なつながりは、長くは続かないのではないでしょうか。