2月9日の活動休止ライブにて無料配布されるアルバム『善徳 -zentoku-』。全9曲。ジャケットは人気漫画家12人の書き下ろし!

――ところで、話が変わるのですが、ライブ当日に無料配布されるアルバム『善徳-zentoku-』の方はまだ製作中とのことで……。

善徳:まあなんとかなるとは思うんですけど。まあ極論でいうと、アルバムを出すだけなら簡単にできてしまうので。だけど、このメッセージをどう伝えたらいいんだろう、この曲にこの言葉は合わねーんだよなあというものがいくつかあって。その零れてしまったものをどうしようかなって所で悩んでるだけで、ちょっと今はまだそこの葛藤に答えが出せないんですよね。「まあいっか」とはなれない。

――ライブはアルバムありきの内容になるのでしょうか。

善徳:そうなってきましたね。曲を書いているうちに、このライブでやってあげたいなという曲も出てきたんで。全曲やる気はあんまりないんですけど、アルバムの曲をいくつかやることになるだろうなと。

――2月9日に向けて、プレッシャーみたいなものはありますか。

善徳:ちょっとずつあるようになってきたのかなあ。正直アルバム制作のおかげで、わかんなくなってるっていうか(笑)。要はテンパってると思うんですけど。そのライブ自体に対するプレッシャーはあんまりないんですけど、「その先俺ホントに何していくんだろう?」とか、最初の話じゃないですけど、また活動再開しようという時に果たしてどれだけの人に待ってもらえるのか。そんな作品を今作っているのか、そんなライブにできるのか。

簡単に「休止」って言ってるけど、例えば半年で仮に再開したところで、今の環境は自分も周囲も含めてもう存在しないんだなってことを考えると、うーん。未来に対してのプレッシャーや不安というのはちょっとあるようになってきたかもなあ。なんか、待たせられるっていうとすごく偉そうな言い方だけど、そういう自信も半分はあるけど、半分は不安かもな。

アーティスト自身は大体の人が自分が唯一無二の存在だと思ってるんじゃないですかね。かつ、もう半分は誰かに負けてるような劣等感は背負ってると思うんですよね。僕もやっぱり常にそうで。
虚勢をはって唯一無二だという部分だけを全面に出すようにしたとしても、ふとした時にその不安というのは、ポロッと出てしまうもので。自分を信じられるかどうかは当然読んで字のごとく自信を持つことだと思うんですけど、それの裏付けって結局応援してくれる人にしかできないのかなと思っていて。
自分の曲が良い、歌詞が良い、演奏が……ルックスが……どこに自信をもつのも自由だけど、やっぱり虚勢ではなく根拠のある自信にするには、人に支持されることからしか生まれない何かもあると思うので。だから、休止することに対して「待っててくれ」とは言いにくいなあと思っているけど、待たせられる「何か」が自分にはあると信じている部分を後押しして欲しいなという気持ちは強くて。これは9月に活動休止を発表したライブのMCでも言ったことなんですけど、自分が頑張ることは自分自身の問題なんで誰に頼る気もないし、「俺頑張るね」っていうことをみんなに言って聞かせることはできるけど、それを言い続ける勇気をくれるのは応援でしか無くて、自分で自分の「応援」はできないから(笑)。「応援」は第三者にしかできない。それを1番ファンの人に求めてるかな。だから「頑張るんで応援してください」と単純に言葉にしてしまうと、「オイオイ」ってなるけど、その言葉にいたるまでの葛藤を理解して欲しいと思っています。


2月9日の活動休止ライブにて無料配布されるアルバム『善徳 -zentoku-』全9曲の先行視聴動画。
ジャケットは人気漫画家12人の書き下ろし!
※参加マンガ家、以下50音順
遠藤海成 / 大岩ケンジ / 落合ヒロカズ / 瀬尾公治 / 杉基イクラ / 種村有菜 /月山可也 / 氷川へきる / 楓月誠 / 別天荒人 / 村上よしゆき / 渡辺静 /

杉本善徳公式サイト
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<ニクの日感謝祭GIG「ヨシノリズム2」-さよなら善徳先生->

2013/2/9(土)渋谷O-EAST
※来場者全員に、もれなく3rdフルアルバム「善徳-zentoku-」無料プレゼント!!
開場16:00/開演17:00 チケット前売り:¥4,500-
チケット絶賛発売中!(残り僅か!)
プレイガイド:イープラス ローソンチケット(L:70379) チケットぴあ(P:179-837)
(問)ディスクガレージ:050-5533-0888(平日12:00-19:00)