NoGoDは、派手なキャラクターやメイクとテクニカルな設定を両立させたヴィジュアル系バンド。その中でもとくに異様なキャラと卓越した歌唱力を持つボーカルの団長さん。「2012年のV系を振り返る」第3回は当事者としてヴィジュアル系シーンで活動する彼に今年を振り返ってのお話を伺ってきました。えっ、ヴィジュアル系ってもう「終わり」なんですか……?

NoGoD『STAND UP!』


――今年のヴィジュアル系シーンについて、振り返って何か印象に残ってることはありますか?

団長:それがですねー、特になにもないんですよ。

――えっ。

団長:ゴールデンボンバーが市民権を獲得したことくらいしか、話題がないんですよ。

――えっ……?

団長:ココ数年ずっとそうなんですよ。自分がこのシーンで活動していて思うんですけど、「ヴィジュアル系」って、もうとっくに終わってるんですよ。