30歳手前の“結婚しなければ”という焦りから35歳を超えると諦めに変わり、私自身はもう結婚はいいかなって思っているのに、周りがそれを許してくれません。

事あるごとに、結婚の話題にわざと私を入れないようにされたり、逆に何で結婚しないのかって遠回しに聞かれたり……。

マリハラ(マリッジハラスメント)に耐える日々でした。

そんな中で一番意味がわからないのが、友人のバツイチマウントです。

一度結婚している、誰かに選ばれたということがよっぽどの自信なのか『バツイチは楽。未婚で女性特有の生きづらさがあったときは辛かった~』などと言うのです。

彼女が離婚騒ぎのときは旦那さんに持って行かれたカードを止める助言をしたり、離婚後の新居にと家具なども買ってあげたのに!

『一度経験してみるといいよ!』ってムカつく!」(35歳/医療事務)

昔のようなバツイチに対する偏見がなくなったことはいいことかもしれませんが、それが未婚へのマウントにつながるなら考えものですね。

相手を選ぶときに婚姻歴を気にしない人が増えたものの、あえてバツイチだけを選ぶ人はいないでしょう(自分にもバツがある人の中にはあるかもですが……)。

ということは称号でも何でもないということ。未婚女性の方、ご安心を。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。