「サークルで知り合った男性がいて、いつも笑顔で優しいしふたりで話していても丁寧に接してくれるので、好感を持っていました。
彼のほうもデートに誘ってくれて、ふたりきりで会ううちに好きになり、サークルの仲間に思い切って打ち明けました。
すると、『これまで付き合った女性が全員サークルを辞めていった』『駐車場で元カノに出待ちされて揉めているのを見た』など、はじめて聞く話がたくさん出てきてびっくり。
『いい噂がないから、やめておいたほうがいいよ』と一番仲のいい子にも言われたのですが、そのときは彼とはもう付き合う寸前のような雰囲気で、過去のことだし……と無理やり割り切って告白を受け入れました。
いざお付き合いがはじまって気づいたのは、彼がひどい束縛魔だったこと。サークルでは私に『みんなとあまり話さないでほしい』と言ったり、飲み会に自分は一次会だけ行くけど私は参加禁止を押し付けたり、どんどん窮屈になっていきました。
いつも私とべったりで浮気の心配はないけれど、私が少しでもほかの男性の話をすると何時間も不機嫌になるし、サークルで彼以外の男性に挨拶をすると『色目を使うな』とLINEしてくるし、さすがに怖いし疲れてきました。
元カノたちが辞めていったのも彼がそう仕向けたからだと身をもってわかり、付き合ったことを後悔しましたね……。
愛想が良い彼のこんな姿は身近にいないとわからないことで、『いい噂がない』事実は本当に無視しないほうがいいと思います。
結局、彼とはサークルの仲間の力を借りてやっと別れることができました」(29歳/配送)
「火のないところに煙は立たない」といいますが、噂だけでなく実際にネガティブな場面を目撃されている人の場合、やはりつまずく何かがあるのが現実です。
それでも、距離が近くならないと見せない姿もあって、最初はなかなか見抜けないのも事実。
恋人になってやっとおかしさを実感するけれど、別れるのもまた大変なのが、こんな二面性のある男性との交際です。