――とはいえ、迷ったでしょう?移籍を決めたこと、悔やんでいませんか?
自分で、決めたことですから。秋元先生からは、「じっくり考えなさい。でも、少しでもワクワクしてきたのならやってみなさい」というお言葉をいただきました。
すぐには決断できなくて、芸能界の先輩や、AKBメンバー、家族にも相談しました。いろんな方から、背中を押してもらいました。
AKB48 ではよく“チャンスの順番”ということがいわれるんですけど。海外留学が私に与えられたチャンスなのかもしれない、それだったらこのチャンスをものにしたい。きっと「あの時、中国って話があったよなぁ」と思いながら日本で活動していたら、ずっとモヤモヤする、絶対に後悔する、と思ったんです。それで、最後は、自分で「SNH48の宮澤佐江」になろうって決めました!
人生をかけた一大決心の後、SNH48として始動したさえちゃんを待ち構えていたのは「言葉の壁」と「現地メンバーとの交流」。でもそこには、「これもチャンス!」と捉える彼女のポジティブな姿がありました。
――さていざ中国への挑戦を決めたものの、いろいろ大変なのでは?
向こうで生活するのは、問題ないと思うんです。ごはんは何でも食べられるタイプだし、現地で食べる中華料理もすごくおいしいし(笑)
一番怖いのは、やっぱり「言葉の壁」ですね。
――中国語は、難しい?
お仕事の合間を縫って、一緒に留学するまりやんぬ(※鈴木まりや)と、少しずつ触れるようには心がけているんですけど。
例えばweibo(※中国版ツイッター)では、スタッフに訳してもらって中国語も一緒に載せてます。日本のファンの方からも「さえのweiboを通して中国語、学ばせてもらってます!」なんてお手紙をもらったりして、すごくうれしいんですけど。
勉強のほうは……日本のカタカナでは表せない発音があったり、同じ「マ」という音でもただ「マア→」って読むのと「マァア↑」って読むのとで意味が変わっちゃうとか、なかなか覚えられません(泣)
去年の11月末に初めてSNH48のメンバーと会った時に、コミュニケーションは言葉がなくても通じるんだな、大丈夫!とは思ったんです。でも言葉ができなきゃメンバーともっと深く関われないし、自分のやりたいこと、やるべきことをやるにはまず言葉かなって。
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