稽古の活力はケータリングのお米! 好きな食べ方は?

撮影:市村岬

――:みなさん、それぞれ演じているお米は食べましたか? また、食べてみての感想はいかがでしょう?

田村:「ヒノヒカリ」は「コシヒカリ」の派生のお米ということで、食べなれている味でもあり、おいしかったです。小粒だけれど味が詰まっているというお米で、僕が演じるひのひかりも小さくても元気で明るい役どころなので、キャラクターのよさが出ているなと感じる味や噛みごたえでしたね。

星乃:「ササニシキ」はあっさりしていて何にでも合うなと感じました。調べてみたら、今あまり市場には出ていないらしいんですが、高級なお寿司屋さんで好まれて使われているという話も聞いて「なるほどな」と思いながら、食べていました。

健人:僕はまだネリカを食べていないんです。陸稲米はなかなか手に入らないお米なので。いつか絶対食べてみたいですね。

――:公演に向けてみなさん稽古で大変だと思いますが、お米は毎日食べてますか?

田村:食べてます!今回は稽古場のケータリングで炊飯器がふたつもあるんですよ。

稽古場におかれた炊飯器 撮影:市村岬

――:お米はいろいろな食べ方がありますが、それぞれお米の好きな食べ方は?

田村:最近、家でごはんを夜に炊いて、朝大きいおにぎりを作って、稽古場にもっていって食べています。おにぎりって小さいころから食べていたけど自分で作ることはなかったんですが、この作品に入ってから、炊飯器でご飯を炊くようになりました。もちろん炊くのは「ヒノヒカリ」です。

星乃:稽古の休憩中にケータリングのご飯をみんなで食べるんですけれど、学校みたいでいいなって思って。みんなで食べるごはんが一番おいしいんじゃないかなって思います。大勢でわいわいおいしいご飯を食べられるって幸せなことだなと。これ、正解じゃないですか(笑)。

健人:正解出ちゃったんですけれど(笑)、僕はそのままでも好きですね。何も味付けされていない白米をそのまま食べてもおいしいです。あと、この間、ケータリングのご飯におせんべいの歌舞伎揚げと食べるラー油をかけて卵にまぜて炒飯ぽくしたのがおいしかったです。

田村:いろいろ試してますよね(笑)。

健人:ただし、ケータリングのコーナーで4~5人くらい一気に納豆を食べると(匂いが)大変なことになります(笑)

――:最後に、公演への意気込みを聞かせてください。

田村:今回、初めて主演という形で舞台に立たせていただきます。僕にとって最初で最後の初主演なので、もちろん謙虚な気持ちは忘れずに、妥協をせず最後まで詰めて稽古をして、お客さんの前に出る一回一回を大切にしていきたいです。劇場でお待ちしています!

星乃:若いエネルギーを思いきり伝えられるように、圧倒されるものを作っていこうとやってきたので、それを感じていただけたらと思います。テーマは若さと圧。圧力、圧釜の圧です。

健人:このカンパニーで作品を作っていくことが本当に楽しくて、だからこそお客様にも楽しんでいただける自信があります。僕たちも全力で頑張りますので、ぜひ、劇場にお越しください。一緒に炊き上がりましょう!

撮影:市村岬

RICE on STAGE「ラブ米」~Endless rice riot~

公演期間:2017年11月17日(金)~26日(日)
劇場:東京都 品川プリンスホテル クラブeX(〒108-8611東京都港区高輪4-10-30品川プリンスホテル アネックスタワー3F)

企画・原作:ヤオヨロズ
脚本・演出・作詞:村井 雄(KPR/開幕ペナントレース)
音楽:坂部 剛
振付:本山新之助

キャスト
ラブライス
ひのひかり:田村升吾
ささにしき:星乃勇太
ひとめぼれ:前川優希
あきたこまち:白石康介
にこまる:佐野真白

ST☆RICE
ネリカ:健人
平山:川上将大
トヨハタモチ:齋藤健心
キヨハタモチ:北乃颯希
ゆめのはたもち:宮本弘佑

GAZEN BOYS
白瑞光:白柏寿大
黒太閤:田内季宇
紫楊貴:伊崎龍次郎

福島海太

滝口幸広

フリーランス・ライター。雑誌、書籍、Webメディアで、幅広いジャンルの仕事をこなし、現在は、映画・マンガ・音楽などエンターテイメントを軸に活動中。「サイボーグ009」を始めとする石ノ森章太郎作品フリーク。