アキバカルチャーはこの先どこへ向かうべきなのか?
イベント終盤を飾るのは、札幌の同人音楽サークル「IOSYS」によるDJタイム。まずはARMさん、某CMの「♪ぽぽぽぽ~ん」のサンプリングから一気にIOSYSワールドになだれ込み、得意の東方アレンジを連打する終始アッパーなミックスで会場は狂喜乱舞! 続くD.wattさんは、IOSIS楽曲→Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅ→初音ミクという流れで、さまざまなかたちのアイドル像を提示。MCで語った「世界に新しい秋葉原を提示したい」というメッセージが反映されたセットでした。『Tell Your World』で生まれた会場の一体感すごかったなあ……。
これにてイベント終了……と思いきや、最後の最後にポールダンサーのおふたりが再び登場! 最後の最後までオーディエンスを挑発し続け、『AKIBA☆ONE』の長いようであっという間の5時間は幕を閉じたのでした。
ひと言で言えば、カオス。でも逆に言うと、このカオスそのものがひとつのアティチュードとして成立してしまう秋葉原という街は、やっぱりとても変わっていて、とても面白い場所なんだなと再確認しました。特に今回の『AKIBA☆ONE』ではアキバとクラブカルチャーの融合という側面が色濃くあり、とても興味深かったです。ジャンルとか文化の境界って、いよいよ意味をなさなくなってきているのかもしれません。
「ここから僕らはどうやって遊んでいけばいいのか」――つまりアキバカルチャーはこの先どこへ向かうべきなのか? それを占う意味でも、『AKIBA☆ONE』はいまの秋葉原を一望できる貴重な機会となりました。ぜひ次回の開催も期待しています!
また3月25日(月)発売の雑誌『ウレぴあ』にて、『AKIBA☆ONE』を主催したラジオ会館の協力で、アキバカルチャーのいまを探る新企画『大捜査!アキバ☆カルチャー』がスタート! 今回のテーマは「痛車」。こちらもぜひチェックを!